イタリアの伝統菓子パンコンテスト 富山県高岡市の小嶋さんが「クラッシコ」と「チョコ」の2部門で最優秀
富山県高岡市守山町のパン店「ブーランジュリー グラン オム」のオーナーシェフ、小嶋慎一郎さん(46)が、イタリアの伝統発酵菓子パン「パネットーネ」の製造技術を競うコンテストで最優秀賞を獲得した。ミラノ・クラッシコとチョコレートの両部門で栄冠に輝いた。 パネットーネは生地を発酵させ、レーズンやオレンジピールなどのドライフルーツを練り込み、バターをたっぷり使って焼き上げる。 コンテストは「パネットーネ・コンテストin Japan 2024」。スタンダードのクラッシコ部門に30人、チョコ部門に17人が応募した。両部門とも数名のファイナリストが、先月都内で行われた最終審査に臨んだ。 小嶋さんは、両部門でイタリア産の小麦粉やフランスで受賞歴のあるバターなど厳選素材を使用。チョコ部門ではビターな味わいのチョコを使い、生地の中にガナッシュを練り込んで口溶けや香りが広がるよう工夫した。「自信があった。コンテストを機に本物のパネットーネを広めたい」と話した。
店ではクラッシコを4320円、チョコを4860円で販売している。