【これ大好きー!】走って泳ぐクルマは子供の頃からの憧れ 夢のような水陸両用車の魅力とは?ドイツ人アンフィカー愛好家の感動物語
エキゾチックな車の検索サイト
1999年9月9日、現在自動車工学のエンジニアであるルネは、妻のクリスティアンと結婚した。当然、結婚式の車はアンフィカーだった。さらにLuAZ-967Mが加わったが、これは2023年まで販売されることはなかった。2002年、ルネはGAZ-46を探していたが、オファーを見つけることができなかった。そこで彼は、水陸両用車販売の広告を掲載した自分のウェブサイトを立ち上げた。「私が最初に広告を読めるようにしようと思ったんです。それが狙いでした。」 GAZ-46は広告には掲載されなかったが、1985年製の大人気車種アンフィレンジャーが掲載された。「経済的には楽ではありませんでした。当時、子どもが一人いて、二人目が生まれる予定でした。友人や知人など、ありとあらゆる所からお金を借りました。」アンフィレンジャーはライン川沿いのリューデスハイムの近くあり、そこでルネは車両を引き取った。「そこから友情が芽生え、2003年から毎年10月になると必ず販売者に会いに行っています。」 年に一度、水陸両用車の国際会議「Amphib」が開催される。2003年にロンドンで開催されときに、ルネはクラブの仲間たちとロンドンの街をパレードしたかったのだが、許可が下りなかった。彼らの車が泳げるようにできていて、テムズ川がロンドンの真ん中を流れているのは、なんと都合が良いことだろうか。「私たちはグリニッジの近くで水上に乗り入れ、タワーブリッジの下を通って国会議事堂まで行きました。もちろん、間近で見たかったのです。」水陸両用車の運転手たちはそのアイデアを気に入ったかもしれないが、英国の法執行官たちは面白く思っていなかったようで「突然、水上警察がボートに乗って私たちの隣に現れました。」とルネは言った。「彼らは厳しい言葉を浴びせてきましたが、渋々そのまま行かせてくれました。」
ルネのコレクションは増え続けている。次のアイテムは、1980年のエキゾチックなアルミニウム製モデル、「アクオニ」である。このプロトタイプは、「テスラ サイバートラック」に似ている。「VW K 70」をベースにその技術を搭載した「アクオニ」は、リトラクタブルホイールを備え、水上を滑走する際にはかなりの速度を出すことができる。「これはもらったんだ。すごくいい車だよ!」とレネは言う。1987年に旧東ドイツで自作された水陸両用車「ホームックス」は、速度はそれほど出ず、水上での走行もゆっくりで、道路では慎重に運転する必要がある。「友人から譲り受けました。東ドイツのボスたちは、人々がこの車でバルト海や他の水域を越えて逃亡するのではないかと恐れていたため、生産には至りませんでした」とレネは笑う。