センバツ2023 報徳 後輩に夢託し卒業 前主将「万全の準備で」 /兵庫
西宮市の報徳学園で18日、卒業式があり、野球部の3年生が来月、第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社・日本高校野球連盟主催)に出場する後輩たちにエールを送った。 同部の卒業生は52人。式後、野球部のグラウンドに集まった。前主将の丸岡優太さん(18)が「けがなく、万全の準備で大会に臨んでほしい」と激励すると、堀柊那主将(2年)は「夏の県大会で負けた悔しさがあったから今がある。日本一を目指すので応援してください」とあいさつした。 新旧エースの榊原七斗さん(18)と盛田智矢選手(2年)は中学時代から、播磨町の「全播磨ヤング硬式野球団」で一緒にプレー。盛田選手は「七斗さんが進んだから自分も報徳を選んだ。投手の心構えを教えてくれた」と感謝する。榊原さんが「甲子園を楽しんでこい」と声を掛けると、盛田選手は「てっぺんまで勝ってきます」と答えた。【大野航太郎】 〔神戸版〕