南砺市出身の俳優、池田航さん 高岡で40年愛されるベーカリーでパン作り
富山テレビ放送
南砺市出身の俳優、池田航さんが、県内をめぐり、旬の食材やお店の看板メニュー、名物店主を訪ねます。今回は、高岡で40年愛されるベーカリーの大人気のパンをいただきます。 *池田航くん 「今回は、高岡市にやってきました。この電車通りに昔からある、人気のパン屋さんがあるということで行ってみましょう!こちら、ムッシュサイト―です!こんにちは~すごくいいにおい。こちらはどんなパン屋さんですか」 *赤江優子さん 「この道40年でこの場所でやっています」 *池田航くん 「人気のパンがあると聞きました」 *赤江優子さん 「こちらの生クリームあんぱんです」 万葉線、旭ヶ丘電停の目の前、1984年創業の「ムッシュサイトー」は、地域の人たちに40年愛されるベーカリーです。 *お客さん 「お風呂の帰りに必ず寄る。ここのパンがすきだから」 「(一番好きなパンは?)生あんですね。他にもいっぱいおいしいのがあるので、買うのに困っています」 創業者の斉藤祐司さんは、金沢のベーカリーに勤めていましたが、ヨーロッパを旅した時に現地のベーカリーに魅せられ、独立してお店を開きました。 生地や具材は手作りにこだわり、生まれた看板メニューがこちらの生クリームあんぱんです。 *池田航くん 「うまい! え?白あんなんですか」 *赤江優子さん 「そうなんです。特製の白あんです」 「チョコレートのビターな感じと生クリームと白あんのやさしい甘み、これ何個でもいけますね! なぜ当時クリームや白あんを入れようと?」 「うちの父が誰も作っていないようなパンを作ろうと思って、これにたどりついた」 人気の生クリームあんぱんには、季節限定の味もあり、来るたびに違う味わいが楽しめます。 こちらが、ムッシュサイト―こと、創業者の斉藤祐司さん。今でも仕込みで厨房に立つことがあるそうです。 航くんも、厨房にお邪魔します。 *池田航くん 「今なにをされているんですか」 「これは生クリームあんぱんの生地。仕込んだ生地はすぐ冷蔵庫に入れて、冷蔵熟成」 「一次発酵は冷蔵庫でじっくり?」 一般的なパン作りとは違う、斉藤さんの独自の製法に、航くん、興味津々です。 *池田航くん 「イーストをたくさん入れると発酵は早くなるが、早くすると小麦の甘みや香りが出なくなる。発酵時間が長いほど穀物の甘みが出るので、冷蔵庫で長時間発酵して一次発酵ができるのは画期的」 斉藤さんに、生クリームあんぱんを作る作業を見せてもらいました。 「コツはありますか?」 「ないです。心をこめるだけ」 航くんも、あんを包みます。 *池田航くん 「こうですね…入ったかわいい生地、できました!」 焼き上がったパンに生クリームを入れ、チョコレートでコーティング。作業は簡単そうに見えますが… 「つけすぎた?」 「つけすぎや。あんまりチョコレートが多いと、食べた後に生クリームの食感がなくなる」「めっちゃ勉強になりますね!」 「これからどういう思いでお店を続けていきたいですか」 *斉藤さん 「いくつになっても新しいものを求めて考えてやっていきたい」 *赤江さん 「父がパンを作ってくれてたくさんのお客さんが来てくれているので、そこにさらに楽しいもの、スムージーやかき氷、サンドイッチなどみんなに楽しんでもらいたい」 地域の人たちに愛され続ける斉藤さんのパン。航くんもファンになりました。 *池田航くん 「完成しました! 懐かしさと新しさを同時に感じるムッシュサイトーさんのパン、とってもおいしかったです」 一次発酵したパンの生地を冷蔵庫に入れるというのは、ほかにはない製法だそうで、この製法で作ったムッシュサイト―のパンは2日目でもおいしいと評判です。 人気の生クリームあんぱんは数に限りがありますので、事前に予約して購入するのがおすすめです。 この生クリームあんぱん、40年前に販売した時のお客さんの反応は? 「最初あんまり受け入れられなかった」 「今流行っている生どら、生あんぱんとかの走りですよね。流行る前、知られる前からやっていたんですね」 それが今では看板メニューに。 生クリームが入っているので、冷蔵庫で冷やした状態で販売しています。 生クリームあんパン以外に航くんが気になったのは、こちらのカレーパン。中のカレーも自家製です。 「大きい! 本格的なカレーパン生地がやわらかい」 「カレーパン用の生地。さらにルーには10種類のスパイスを使っています」 大きくて、価格もリーズナブルなムッシュサイトーで、ぜひ、お気に入りのパンを見つけてください。
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