やはり点取り屋が必要か アーセナルをプレミア優勝に導く「6人のストライカー」
それぞれに長所、短所がある
以前より最前線の点取り屋の必要性が指摘されていたアーセナル。なんとかリーグ3位につけているものの、先日のエヴァートン戦のように得点を取りきれず勝ち点を落とす試合もみられる。純粋な「9番」の補強はやはり必須なのかもしれない。 [動画]どのストライカーがフィットする!? イサク、オシムヘン、ヴラホビッチのゴール集 英『football.london』は、この冬にFWの獲得に動く可能性は低いとしながらも、来年の夏には補強を行うことになるだろうと「6人」のストライカーの名を挙げている。 筆頭に挙がっているのはやはりスポルティングCPのヴィクトル・ギョケレシュ(26)だ。昨季の爆発に続いて今季も27ゴールを挙げ、その得点力を見せつけている。しかしこれは欧州のビッグリーグでのものではないことは同メディアも指摘しており、やはり未知数な部分はある。 プレミアに慣れているという意味ではニューカッスルFWアレクサンデル・イサク(25)に軍配があがる。今季すでに7得点と数字を伸ばしてきており、まさにアーセナル戦でも決勝点を叩き込んでいた。しかし移籍金1億ポンドほどが予想され高額であること、やや怪我がちなことがネックとなる。 ヴィクター・オシムヘン(25)も以前からアーセナルのターゲットとして名前が挙がる選手のひとりだ。ナポリをあとにし現在はトルコのガラタサライでプレイするが、これは本人としても不本意な移籍だったに違いない。夏には移籍金が下がることが予想されるが、ここのところ短い離脱を繰り返しており、アーセナルに考え直させる可能性があると同メディアは報じている。 ユヴェントスのドゥシャン・ヴラホビッチ(24)はフィオレンティーナでプレイしていた頃に名前が挙がることが多かったが、ここのところ再びアーセナルのターゲットとして名前を聞くようになった。ユヴェントスへ渡ってから最高の活躍を見せていたとは言いがたいが、今季はすでに20試合で12ゴールを挙げており、しかも価格は5160万ポンドほどと比較的安価だ。 ベンヤミン・シェシュコ(21)、ジョナサン・デイビッド(24)も以前から名前が挙がるストライカーだ。今夏アーセナルはシェシュコの獲得に迫っているとも言われていたが、同選手はライプツィヒ残留を選んだ。しかし今回挙がった6人のなかでは最年少であり、ポテンシャルはもっとも高いかもしれない。デイビッドは現在リーグ・アン得点王だが、フランスでの得点王という肩書きがプレミアリーグで通用するという保証はない。しかし来夏に契約が切れるため、移籍金なしで獲得できるのは大きなメリットだ。 現在チームにいるカイ・ハフェルツもガブリエウ・ジェズスも純粋な9番というタイプではなく、それだけに得点不足を指摘されるが、流動性をもって動けるという点ではチームのサッカーにはフィットしている。純粋な9番タイプがアーセナルのサッカーに合うのかという問題もあるが、アーセナルはここに挙がった6人のうちからストライカーを迎えることがあるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部