復活の鎌田大地に「ラツィオ退団」の噂 新監督は残留熱望も「何が起こってもおかしくない」
この最後のフレーズ、「有益だが必要不可欠ではない」は、イタリアではよく使われる言い回しなのだが、つまりは「何が起こってもおかしくない」ということだ。 鎌田が契約を更新するか否かは、5月10日くらいまでにチームに伝えることになっている。ラツィオによると、鎌田はこれまで更新について一度もチームと話し合ってはおらず、同時に、出て行くという明確な意思表示もしていないという。退団を告げたという噂も出ているが、今のところチームはそれを否定している。ただ、今シーズンのような1年を過ごした後、鎌田が周囲を見渡すのは当然だろう。ドイツではブンデスリーガでの実績を買われ、ボルシアMGから声がかかっているという。 鎌田とラツィオの物語はまさに大詰めを迎えている。しかし、結末はまだ書かれていない。
フランチェスコ・ピエトレッラ●文 text by Francesco Pietrella(『ガゼッタ・デロ・スポルト』)