高校生の“金賞米”が松山の人気店に【愛媛】
「黒毛和牛肉まぶし」が人気のランチ専門店「焼肉水本 高井店」で13日から高校生が作った米が使われています。 使っているのは大洲農業高校の生徒たちが作った「土魂上白米(どこんじょうはくまい)」で、生徒8人が授業の一環でおいしい米を作ろうと土作りや肥料の管理、収穫などに取り組みました。 できた「土魂上白米」を携え大洲農業は米の出来を競う「お米甲子園」にエントリー。 全国から67の農業高校が参加したこの大会で予選を勝ち抜き、本選に進んだ15校のうち5校が選ばれる「金賞」に輝きました。 「焼肉水本」のオーナー、水本敬三さんも大洲農業高校の出身で、同級生から「ぜひ後輩達の作った米を使ってほしい」と連絡を受けて、店での使用を決めました。 【水本オーナー】 「丹精込めて高校生が作った、しかも後輩たちがということで、すぐに使わせてくださいと返事をしました」 提供初日、水本さんは米を作った高校生たちを店に招待し、炊きあがった米をみせて「肉まぶし」をご馳走すると、生徒たちからはそのおいしさに歓声が上がりました。 来店客からも「甘みがあっておいしい」と好評で、生徒たちは「お客さんの顔見たら報われました」と話しました。 「土魂上白米」は来週いっぱい「焼肉水本 高井店」で提供される予定です。