無期限休養目前の髙木三四郎が大人げなさぶりを発揮。調印式直後に男色ディーノからアイアンマン王座を強奪【DDT】
最後の試合で、勝ってアイアンマン王者になった場合の対応について、髙木は「このベルトは一般人、芸能人が持ったり、いろんな人が持ってるベルトなんで。もちろん男色ディーノに勝って休養するつもりなんで。本当に引退するつもりはないので。そのときに正直余計だなっていうのはあるんです。ディーノと真っ向勝負がしたかった。このベルトを獲った獲られたとか、そういう興味はいらないんです。でも、勝ったらもうチャンピオンになっちゃうかもしれないけど。でも、そういうことじゃない。男色ディーノと真っ向勝負がしたい。それだけです」と回答。 休養の期間に関して、髙木は「お答えできないと言うか…現状で体調と向き合わなきゃいけないのと、経営に専念するということがあるので。本来なら引退としてもよかったかもしれないんですけど、自分はやっぱりプロレスラー。やめたくない気持ちはあるし。だからいろんな部分がクリアして、体調が戻ってくれば、戻る気でいます」と明言は避け「無期限休養ロードって名前がついて、引退する感じになってるんですけど。周りの空気が作り出したもので。でも必ず戻ってくるつもりなんで。男色ディーノが引退させるって言ったけど、逆だろうと。俺が男色ディーノを引退するくらい追い込んでやりますよ」と続けた。
この発言を聞いたディーノは「もし年内とかに復帰したら“何この人”みたいにみんなが思うじゃない。今出来上がったこの空気だと、2~3年以内に復帰したら“うわっ”と思うと思うんです。どのツラ下げて戻ってくるかは本人の自由だから、構わないんですけど。普通はできないよなと思います。というのを実感させるために、両国で私はもうこれ引退だなって半ば思わせるような感じにもっていってやります」と宣戦布告した。 一連のコメントに怒りが増したのか、髙木はフォトセッションが終わって、背中を向けたディーノに蹴りを入れ、ストーンコールド・スタナーでKO。たまたま立ち合っていた松井幸則レフェリーが3カウントを入れ、まんまとベルトを強奪。髙木は「ディーノ、バカじゃねぇのか。このベルトはそういうベルトなんだよ。確かにこれはDDTを体現してるベルトだよ。だから俺はDDTを体現したまま、てめえに勝って休養してやる。引退じゃねぇんだよ!」と勝ち誇り、調印書の“挑戦者”の記載を“王者”に書き換えて会見場を後にした。 確かにアイアンマン王座は24時間365日、レフェリーさえいれば奪うことができるベルト。「この戦いにアイアンマンのベルトはいらない」と発言していた高木だが、まさに大人げなさぶり全開のてん末となった。王者と挑戦者が入れ替わってしまったこの一戦、果たして、両国でこの戦いを制するのはどちらになるのか?
【関連記事】
- 無期限休養目前の髙木三四郎が大人げなさぶりを発揮。調印式直後に男色ディーノからアイアンマン王座を強奪【DDT】
- KONOSUKE TAKESHITAが田中将斗との4年ぶりの対戦に武者震い「世界に誇れる対戦カード。ベストバウトを狙っていきたい」【DDT】
- MAOが7・21両国でのKO-D無差別級王座戦に不退転の決意「ベルトが俺の手元にあると信じて、人生をかけてこの戦いに挑みたい」【DDT】
- KO-D無差別級王者・上野勇希、“家出”のMAOから前哨戦で3連勝。「家出したMAOに絶対負けられへん」【DDT】
- 飯野雄貴とTEAM NOAH潮崎豪が壮絶死闘を繰り広げ、7・21両国でのKO-Dタッグ王座巡る戦いが激化【DDT】