2025年ヒット予測ベスト30が発表 『肩掛けプライベートAI』『ライトアニメ』など選出
月刊誌『日経トレンディ』が31日、「2025年ヒット予測ベスト30」を発表しました。1位に『肩掛けプライベートAI』、2位に『サブスクスーパーバンドリング』、3位に『ライトアニメ』が選ばれました。 【画像】「2024年ヒット商品ベスト30」に選出された劇場版『名探偵コナン』 「2025年ヒット予測ベスト30」は、2024年10月から2025年の間に発表・発売されそうな商品・サービスを対象に、「1)売り上げ、販売量が伸びることが予想される」「2)画期的な技術や着眼点がある」「3)消費者の生活スタイルが変わる可能性がある」の3つの基準をもとに選考されています。 1位に選ばれた『肩掛けプライベートAI』の選考理由について『日経トレンディ』は、「2025年はAIが服やアクセサリーのように、常に身につけられるウエアラブルデバイスへと変化します」と説明。本命とされるのが、ユーザーの視覚や聴覚を遮ることがないという利点を持つ“肩掛け型”だということで、こうしたデバイスが、“第2の脳”としてさまざまな場面でユーザーの記憶をサポート。ToDoリストを最適な場所やタイミングで通知したり、無意識のうちに過ぎ去っていく出来事を記憶したりできるようになると予測しています。
■2025年ヒットのキーワードは
また、2025年ヒットのキーワードとしては「脳サポート」「“不足”の事態解決」「サードプレイス」「ゆるつら」と予測。2025年は「人生における選択の“超連続”に疲弊した人々が癒やしやゆとりを求める1年となりそう」であると説明しています。 1つめのキーワード「脳サポート」は、ヒット予測1位の『肩掛けプライベートAI』や、2位に選出された利用中のサブスクリプションサービスを一元管理できる上に割引も得られるという『サブスクスーパーバンドリング』など、氾濫する情報を自身の代わりに処理してくれる「脳サポート」商品やサービスが注目されるといいます。 また、コロナ禍で人との交流が減った反動もあり、家庭とも職場とも違う“第3の場所”でリアルなコミュニケーションを求める人が増加しているとして、初対面の人と対戦して交流を深められる『ポーカー』(7位)の専用施設や、さまざまな子供向け施設が集合した『こどもでぱーと』(17位)内のカフェなどの「サードプレイス」に人々が集まると予測しています。 一方で、楽はしたいけれど「やっている」という実感を求める需要も出てきているとして、野菜などをちょい足しするだけで手料理のように作れるという冷凍食品『クックイック』(11位)や、初心者でも気軽にプレーできて適度な運動になる、アメリカ発のラケットスポーツ『ピックルボール』(14位)などの「ゆるつら」が暮らしに浸透するのではとも予測しています。