鹿児島港本港区の再開発に18事業者が意欲 スポコン入札不調の影響は?
鹿児島読売テレビ
鹿児島港本港区の再開発はどうなるのでしょうか?県は19日、再開発に意欲を示す事業者が県内外合わせて18者いることを明かしました。事業者から具体的な活用方法などの聞き取りを行っていて2025年2月上旬に取りまとめる予定です。 鹿児島港本港区の再開発について県や鹿児島市、旅客船協会や経済団体など関係者が意見を交わす懇談会が3か月ぶりに開かれました。県は「年間365日、賑わう拠点」とするエリアコンセプトプランを定め再開発を目指しています。現在、再開発に意欲を示す事業者から具体的な活用方法や県への要望などを聞き取りを行っています。 19日の懇談会で、県は、対話を行っている事業者は県内外合わせて18者いることを明かしました。2025年2月上旬に調査結果を取りまとめる予定です。本港区の再開発を巡ってはドルフィンポート跡地に建設を計画するスポーツコンベンションセンターの入札が9月に不調に終わりました。 こんな厳しい指摘もありました。 (鹿児島商工会議所・川畑孝則副会頭) 「本港区まちづくりのコンセプトのプランの中ではスポーツコンベンションセンターはあるという前提で話をしているし私たちもそのつもりだが…」 再開発への影響を危惧する声に対し県の担当者は、施設の建設計画に変わりはないと答えました。 19日は、県が進める北ふ頭の旅客ターミナルの補修に向けた調査結果も示されました。「建物全体は老朽化が進むものの修繕で機能は回復できる」としましたが、港湾関係者からは… (県旅客船協会・若松広幸事務局長) 「離島航路として県民あるいは観光客の方たちが乗り降りしているのでもう少しスピード感をもって補修できるところからでもいいから進めてもらいたい」 速やかな補修を求めました。 スポーツコンベンションセンターの入札不調の影響について聞きました。 (キャスター内田直之) 「スポコン不調について事業者から心配される声はあるか?」 (県本港区まちづくり推進室冨宿浩嗣室長) 「特段参加された事業者の方からスポーツコンベンションセンターのことについて話を受けたことがない」 (内田直之キャスター) 県の担当者は「スポーツコンベンションセンターの不調が事業者にどんな影響を与えるか?」心配していたそうですが今のところ、再開発に強い意欲を示す18者と対話ができているということです。スポーツコンベンションセンターと同じような事を起こさないためにも丁寧な聞き取り、そして調整をお願いしたいと思います。