【厚生年金】現役ファイナンシャルアドバイザーが解説!標準夫婦が2024年度に「約46万円」支給される理由とは
厚生年金(老齢厚生年金)の受給額平均
〈全体〉平均年金月額:14万3973円 ・〈男性〉平均年金月額:16万3875円 ・〈女性〉平均年金月額:10万4878円 ※国民年金の金額を含む 全体の平均は約14万円でしたが、男女による受給額の差が約6万円あります。 そもそも厚生年金に加入して働き続ける女性が少なかった時代なので、こうした男女差があるのは仕方のない側面もあります。 今後は徐々に解消されていくと考えられますが、完全に男女差が埋まるのはまだ先の未来になりそうですね。
老後の資産形成のために資産運用も検討を
今回は2024年度の年金額を確認して、厚生年金と国民年金の平均受給額を一覧で見てきました。 昨今では物価上昇によりお金の価値の目減りも問題になってきています。 将来的には今以上に年金頼りの生活ができなくなっていくかもしれません。 そのため、今のうちから老後対策をすることが重要です。 2024年からスタートした新NISAやiDeCoなどの制度を活用して資産運用を始めてみるのもよいでしょう。 まずは、自分の理想の老後の生活にどれだけお金がかかるのか、自分に合った資産運用の方法は何なのかを考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
・厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」 ・厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
筒井 亮鳳