杉咲花&若葉竜也にハマる人続出!『アンメット』人気の理由は? カンテレ・米田プロデューサーに撮影裏話を聞く
食事シーンやゲスト出演が話題に
――物語も終盤ですが、これまでの反響も大きいと思います。キャストや制作者さんはどのように受け止めていらっしゃいますか。 米田P:朝日新聞の春ドラマ記者座談会(5月22日付)で「語りたくなる今期作品」一位に選んでいただいたときは、プリントアウトして現場に貼りました。大小様々な反響をいただいていますが、いちいちみんなで共有して喜んでいます。 ――初回放送後は杉咲さんが「そばかす」に言及し、ニュースになりました。 米田P:杉咲花の俳優としてのあり方やシーンの意味を考えたら、ありのままでいくのが自然な考えでした。何かを飾ろうとするよりもミヤビであろうとする人なので。その感じがいいねと世間で言ってもらえるのは、すごく素敵なことだなと思います。 ――杉咲さんはご飯を食べているシーンがおいしそう、という声もありますが何か意識されていますか。 米田P:それはあまり難しく考えてないです。人が美味しそうに食べている姿は単純に見ていて気持ちが良いので、僕は主人公を食べるのが好きな人にしたがる傾向があります。それだけでなく、ミヤビの生活を辿っていくと自然と食べるシーンができました。生きることの最も根源にあるような感じが伝わってきますし、一口が大きいのがすごく魅力的です。
――今泉力哉監督がゲスト出演した際も話題になりました。 米田P:今泉監督は若葉さんと関係が深いこともあり『アンメット』を見てくださっていました。二人のやり取りが面白かったですよね。正式なオファーは僕からしましたが、まさか本当に来ていただけると思いませんでした。 ――そうだったのすね。原作はまだ未完結ですが、今後どう展開されていくのでしょうか。 米田P:『アンメット』では疾患や障害を抱えながらも人がどう生きていくのかを描いてきました。全11話を通してミヤビがそれを体現していくので、彼女の疾患や記憶がどうなっていくのか、最終的にどういう希望を得て、11話より先の未来をミヤビがどう生きているのかを想像できるような終わりに向かっていきたいです。
最終回に向けて盛り上がりを見せる『アンメット』から目が離せない。