JPモルガン幹部、第4四半期の投資銀行手数料収入は45%増と予想
Nupur Anand Tatiana Bautzer Manya Saini [ニューヨーク 10日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースの消費者・コミュニティーバンキング部門最高経営責任者(CEO)のマリアン・レーク氏は10日、投資銀行業務の手数料収入が第4・四半期に前年同期比で45%増えるとの見通しを示した。 レーク氏はニューヨークで開催されたゴールドマン・サックスの米金融サービス会議で、トレーディング収入は第4・四半期に15%増える可能性があると指摘。貸し出しの利息収入と預金者に支払う利息の差である純金利収入(NII)については、予想よりも20億ドル増えるとした。 レーク氏は「金利見通しは全般的に上方修正されており、2025年の予想は従来よりも約40ベーシスポイント(bp)高くなっている」とした上で、「こうした状況は急速に変化する可能性があるという点については十分注意が必要」との見方も示した。 同氏の楽観的なコメントを受けて、JPモルガンの株価は一時、1.7%上昇したものの、その後上げ幅を縮小した。