あなたが「手帳を買っても続かない」5つの理由…「自分に合った手帳」の選び方を知っていますか?
「手帳時間」の習慣を身につけよう
(3) 習慣化できていない 手帳を開く習慣を身につけていないと、つい書くことを忘れたり、書いても見返すことを忘れたり、そもそも手帳と接することを面倒に感じてしまったりします。 これは毎日数回、手帳を開く習慣「手帳時間」を少しつくるだけで解決します。 もっとも、最初は意識して手帳時間をつくれない方が少なからずいるので、そうなるとやはり続かないことが多いです。 何も無理にカフェなどに行く必要はありません。移動中やお昼休みのとき、起床直後や逆に寝る前など、手帳を見返す手帳時間はいつでも設けることができます。 どうしても手帳時間をつくれないという方は、習慣化ができるような手帳コミュニティに入ってみましょう。こうしたコミュニティは多いので、手帳仲間も増えますし、オンラインシェア会などもあるのでおすすめです。
手帳は自分の目的を達成するための手段
(4) 完璧主義 意外と手帳が続かない人に多いタイプです。たとえば、手帳をきれいに書かないと気が済まない、完璧にレイアウトして書かなければいけない、ミスをしてしまうと気になってしまう……。心当たりのある方もいるかもしれませんね。 しかし、手帳はそれほど人に見せる機会などありませんし、自分の目的を達成するための手段なのです。基本は自分のためだけのものなので、気にしすぎると続かなかったりします。 極端な話、走り書きでも自分だけがわかればいいのです。感情を書いてもいいし、イラストを描いてもいいので、もっと気軽に手帳を楽しんでください。 イラストといえば、絵が得意な方は記入する欄のレイアウトが細かい手帳ばかりでなく、手帳のサイズを大きくして、書く文字のサイズも大きくして、文字数を減らすことも考えてみましょう。絵を自由に描ける方眼ページなど、自由度が高い手帳を検討することもアリです。 (5) 時間管理が苦手 そもそも時間管理がうまくない人です。とはいえ、時間管理が得意な人って、じつはそれほど多くないと思います。そのために手帳があると言ってもいいくらいです。 頭の中で予定の優先順位をつけたり、作業時間を適切に設定したりすることが得意な人はそういません。やはり書き出して可視化することで、自分の時間配分のルールが少しずつできてきます。 時間配分がやりやすい手帳を選ぶことで解決することもあるので、ウィークリー(週間)の時間軸管理ができる手帳を選んでみましょう。
石津 ヒロシ(文房具ソムリエ・手帳プロデューサー)