大谷翔平、敵地黙らす12号出るか 「2番・DH」でパドレス戦先発 試合前にダルビッシュ有と談笑
◆米大リーグ パドレス―ドジャース(11日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク) 【動画】楽しそう!大谷とダルビッシュが試合前に談笑 ドジャース・大谷翔平投手(29)が11日(日本時間12日・午前9時40分開始予定)、敵地・パドレス戦に「2番・DH」で先発出場する。4試合ぶりの12号で本塁打王争いリーグトップの座を取り戻したいところだ。 試合前にはパドレス・ダルビッシュ有投手(37)と5分以上談笑した。時より身ぶり手ぶりを交え、とにかく2人は楽しそうだった。12日(同13日)には通算3度目の直接対決が予定されている。今季2試合では計5打数1安打。日本中の注目が集まりそうだ。 大谷は10日(同11日)の同戦では4打数2安打で3試合ぶりのマルチ安打をマークした。ブーイングで迎えられた初回は空振り三振に倒れたが、3回1死一塁で相性のいいキングから左前打を放ち、3試合、11打席ぶりのヒット。1点を追う8回無死一塁では、松井裕樹投手(28)とメジャー3度目の対戦が実現。外角87・1マイル(約140キロ)のスライダーを振り抜き、打球速度107・2マイル(約172・5キロ)の当たりで左中間を破った。前回対戦に続く二塁打で「VS松井」は通算3打数2安打。一時同点の機会をつくり出した。 8日(同9日)には20年本塁打王で、今季最大のライバル・オズナ(ブレーブス)が2打席連発の12号を放ち、本塁打王争いで大谷はナ・リーグ2位に後退した。10日(同11日)には昨季の打点王・タッカー(アストロズ)もタイガース戦で12号。ア・リーグではあるが、11本塁打の大谷を抜き去った。それでも、全米トップの2人を1本差で追う位置につけている。 ここまで39試合で打率3割5分9厘、11本塁打、27打点、9盗塁。試合前の時点で打率、安打、二塁打、塁打、長打数、長打率、OPSで両リーグ7冠。敵地の大ブーイングを黙らせたいところだ。
報知新聞社