フィアット創立125周年記念した限定車「500e ジョルジオ・アルマーニ」が誕生、日本上陸は?
純粋で本質的なアルマーニと未来へ歩むフィアットが意気投合
2024年7月10日(現地時間)、フィアット創立125周年記念イベント「Smiling to the future」がイタリア・トリノのフィアット リンゴットビルで開催された。1989年にトリノで誕生し、現在もここに本拠地を置くイタリアを代表するフィアットは、職人技の段階から産業時代への移行に成功した数少ない企業のひとつで、記念イベントではブランドの過去、現在、未来をつなぐ様々なコンテンツが用意されていたが、その中でジョルジオ・アルマーニとのコラボレーションによる限定車「500e ジョルジオ・アルマーニ」が発表されて大きな話題を呼んでいる。 【写真はこちら】イタリアンクラフトマンシップが感じられるインテリア。ダッシュボードにはレーザーカット加工が施されたウッドを使用。(全8枚)
限定車「500e ジョルジオ・アルマーニ」は、フィアットの125回目の誕生日と、ジョルジオ・アルマーニの誕生日を記念して、リンゴットビルの伝説的なトラック「ラピスタ500」で披露された。 エクステリアで目を惹くのは2つの専用カラー。「ダークグリーンミシナライズド」はジョルジオ・アルマーニのスタイルとテイストを反映した現代的でテクニカルなカラーで、もうひとつのジョルジオ・アルマーニ自身がグレーとベージュをブレンドした「セラミックグレージュ」は洗練された上品な色合いとなっている。 エクステリアに関しては、純粋で本質的なアルマーニのスタイルに沿って、コントラストと装飾を減らして、より単色効果を実現することを目指したという。「GA=ジョルジオ・アルマーニ」のロゴをモチーフにした特徴的なデザインのホイールは、温かみのある光沢のあるバイトーンのアルマイト効果と薄い横方向の溝により、空力性能も向上させている。 インテリアは、古典的な仕立て技術を彷彿とさせるシェブロンステッチと中央シートインサートの立体的なパターンなど、細心の注意を払った職人技が見られる。内装の素材も特別で、高級ファブリックのように柔らかく包み込むような質感のレーザーカットの木材や複雑な刺繍などが使われている。 また、シートにも「GA」のロゴがあしらわれ、ダッシュボード、ドアの内側、リアウィンドウにはアルマーニのサインが入っている。