「きらら浮世伝」浮世絵のような中村勘九郎&七之助、「人情噺文七元結」は“家族写真”ビジュアル
松竹創業百三十周年「猿若祭二月大歌舞伎」昼の部「きらら浮世伝」、夜の部「人情噺文七元結」のビジュアルが公開された。 【画像】松竹創業百三十周年「猿若祭二月大歌舞伎」夜の部「人情噺文七元結」特別ビジュアル(他2件) このたびお披露目されたのは、「きらら浮世伝」より中村勘九郎扮する蔦屋重三郎と、中村七之助扮する遊女お篠が並んだビジュアルと、「人情噺文七元結」より勘九郎扮する左官長兵衛、七之助扮する女房お兼、中村勘太郎扮する長兵衛娘お久、中村鶴松扮する手代文七が一堂に会しているビジュアル。「きらら浮世伝」は、脚本・演出の横内謙介の「勘九郎さんは写楽、七之助さんは歌麿の美人画のようなイメージで!」というアイデアのもと、「人情噺文七元結」は、勘九郎の「家族写真のように撮りたい!」 という提案のもと撮影された。なお、撮影とアートディレクションは、永石勝が担当した。 「きらら浮世伝」は、1988年に東京・銀座セゾン劇場で、中村勘三郎(当時五代目勘九郎)が上演した作品。本作では、“江戸のメディア王”と称された、“蔦重”こと蔦屋重三郎を主人公に、喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴、恋川春町、大田南畝ら江戸時代に活躍した芸術家たち、そして吉原の遊女お篠らの物語が、青春群像劇として描かれる。「人情噺文七元結」は、三遊亭円朝の人情噺を元にした世話物。公演は、2月2日から25日まで東京・歌舞伎座にて。チケットの一般販売は、1月14日10:00にスタート。 ■ 松竹創業百三十周年「猿若祭二月大歌舞伎」昼の部 2025年2月2日(日)~25日(火) 東京都 歌舞伎座 □ スタッフ 二、「醍醐の花見」 作:中内蝶二 脚本:今井豊茂 三、「きらら浮世伝」 脚本・演出:横内謙介 □ 出演 一、「其俤対編笠 鞘當」 不破伴左衛門:坂東巳之助 茶屋女房:中村児太郎 名古屋山三:中村隼人 二、「醍醐の花見」 豊臣秀吉:中村梅玉 利家正室まつ:中村雀右衛門 淀殿:中村福助 福島正則:坂東亀蔵 大野治房:尾上左近 曽呂利新左衛門:中村歌昇 加藤清正:坂東彦三郎 前田利家:中村又五郎 北の政所:中村魁春 三、「きらら浮世伝」 蔦屋重三郎:中村勘九郎 遊女お篠:中村七之助 遊女お菊:中村米吉 喜多川歌麿:中村隼人 滝沢馬琴:中村福之助 葛飾北斎:中村歌之助 山東京伝:中村橋之助 初鹿野河内守信興:中村錦之助 恋川春町:中村芝翫 太田南畝:中村歌六 ■ 松竹創業百三十周年「猿若祭二月大歌舞伎」夜の部 2025年2月2日(日)~25日(火) 東京都 歌舞伎座 □ スタッフ 二、「江島生島」 作:長谷川時雨 三、「人情噺文七元結」 口演:三遊亭円朝 作:榎戸賢治 □ 出演 一、「壇浦兜軍記 阿古屋」 遊君阿古屋:坂東玉三郎 岩永左衛門:中村種之助 秩父庄司重忠:尾上菊之助 二、「江島生島」 生島新五郎:尾上菊之助 旅商人:中村萬太郎 中臈江島 / 江島に似た海女:中村七之助 三、「人情噺文七元結」 左官長兵衛:中村勘九郎 女房お兼:中村七之助 長兵衛娘お久:中村勘太郎 手代文七:中村鶴松 鳶頭伊兵衛:尾上松緑 和泉屋清兵衛:中村芝翫 角海老女将お駒:中村萬壽