映画「名探偵コナン」最新作は長野県が舞台 青山剛昌さん描き下ろしポスターには雪山とパラボラアンテナ…登場する場所はどこになるのか?
人気ミステリー漫画が原作のアニメ映画「名探偵コナン」最新作の舞台は信州―。東宝(東京)は4日、映画「名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)」を来年4月18日に公開すると発表した。原作者の青山剛昌(ごうしょう)さん描き下ろしのポスターには作中で活躍する長野県警の架空の警察官3人が登場。国立天文台「野辺山宇宙電波観測所」(南佐久郡南牧村)のパラボラアンテナのような施設も描かれ、県内への「聖地巡礼」も盛り上がりそうだ。 【写真】来年4月18日公開の映画「名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)」のポスター
28作目となる最新作の舞台は長野県の雪山。ポスターには主人公江戸川コナンがスノーボードを操るような姿も描かれている。「迷推理」を見せる名物キャラクターの探偵・毛利小五郎や、いずれも県警所属の大和敢助、諸伏高明、上原由衣の3人の活躍が期待されるという。
原作やテレビシリーズではこれまでに長野市小島田町の川中島古戦場史跡公園などが舞台となり、映画で県内が主な舞台になるのは初めて。今年5月には青山さんが初めて取材で県警を訪問。長野市の県警本部捜査1課や通信指令課、警察学校、自動車警ら隊、鑑識課、科学捜査研究所などを巡り、コナンと作中の県警の3人を描いた色紙を贈った。
今年4月に公開された27作目の「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」はシリーズ歴代最高となる興行収入157億円を超えるヒット作となり、舞台となった北海道函館市は大勢のファンが詰めかけている。