１０月２８日、北朝鮮の国防省は、韓国が今月に無人機を少なくとも３回、平壌上空に飛行させたとする問題の最終調査結果を発表し、政治的な目的で領空を侵犯したと非難した。写真は壊れたドローン。ＫＣＮＡが１９日に配信。２４　ロイター／）

Hyonhee Shin [ソウル ２８日 ロイター] - 北朝鮮の国防省は、韓国が今月に無人機を少なくとも３回、平壌上空に飛行させたとする問題の最終調査結果を発表し、政治的な目的で領空を侵犯したと非難した。朝鮮中央通信（ＫＣＮＡ）が２８日に伝えた。 国防省は、韓国が北朝鮮を批判するビラを散布するために無人機を飛行させたと指摘。無人機の飛行管制プログラムを分析したところ、２０２３年６月以降、計２３０回分余りの飛行計画と飛行履歴を確認したという。 １０月８日の記録では、無人機は黄海の白翎島を深夜に離陸し、その２─３時間後に平壌の外務省と国防省の建物の上空からビラをばらまいたことが示された。 ＫＣＮＡは、墜落した韓国の軍用無人機とする写真も公表した。 韓国の国防省はこの報道についてコメントしていないが、同省はこれまで、北朝鮮の一方的な主張は「検証や応答に値しない」としてきた。 北朝鮮の報道官は、こうした問題が繰り返されれば、北朝鮮は「容赦なく攻撃する」と警告した。