ウィリアム皇太子とトランプ次期大統領が懇談 ヘンリー王子とメーガンさんがショックを受けたワケ
■不自然なクリスマスカード公開 そのヘンリー王子とメーガンさんは、12月16日にクリスマス・カードを公表。今年1年の出来事を6枚の写真で振り返ったが、その中には批判を浴びたはずのナイジェリアとコロンビア訪問の写真も含まれていた。 他にも首をかしげる人が多かったのが、カードの真ん中の上段に掲げたアーチー王子(5)とリリベット王女(3)を含む1枚だ。事前に子どもの写真を出すとアナウンスがあったので期待する声もあったが、子どもたちが両親に向かって駆け込んでいるシーンで、子どもたちは後ろ姿だったのだ。 しかも、全体がぼけていて、リリベット王女の身長が2つ年上のアーチー王子とほとんど変わらず、ヘンリー王子の右手の指は6本あるように見える。さらに、一緒に写っている3匹の犬は興奮して走り回ることもなく、ぴたりと静止していて、左端の黒い犬にいたっては、足の形がいびつという不自然さだ。 キャサリン妃(42)が今年の母の日に3人の子どもとの写真を公開したときも、おかしな点を指摘された。キャサリン妃は「写真加工をした」と正直に話したが、この時、メーガンさんは「私ならそんなヘマはやらない」と言い切ったものだった。しかし、今回いくつもの失敗を指摘されている。子どもの顔を見せないことを批判されると、「子どものプライバシーを守っただけ。友人や家族などには顔を出したカードを送る予定」と釈明している。しかし、「秘密の二枚目」はいまだに確認されていない。 ■チャールズ国王のもうひとつの悩み 相変わらずお騒がせなヘンリー王子とメーガンさんだが、英王室を守るチャールズ国王にはもうひとつの頭痛の種がある。国王の弟アンドルー王子(64)だ。 未成年への性的虐待疑惑で公務から引退したアンドルー王子だが、また新たに中国人スパイとされる人物と親しい関係にあったとのスキャンダルが持ち上がっている。アンドルー王子は「すでにすべての関係を絶った。機密情報は漏らしていない」と否定しているが、信頼回復には程遠い状態だ。アンドルー王子は中東の有力者からアブダビの宮殿の使用権を与えられているそうで、一定期間、中東での亡命生活を余儀なくされるとの見方もある。 にも関わらず、アンドルー王子は王族が集まるクリスマス恒例のランチ会に参加すると粘ったという。チャールズ国王の意をくんだ、元妻のサラ・ファーガソンさん(65)が説得し、最後は渋々欠席に同意。国王は彼女に感謝したという。 そんな状況を見ている国民からは、チャールズ国王に対し、アンドルー王子とヘンリー王子の称号剥奪を求める声がひときわ高く上がっている。現時点で、チャールズ国王は「統一する立場であって、分裂を進める立場ではない」として、両者の称号剥奪は行わないとしているが、今後の展開から目が離せない状況だ。 (ジャーナリスト 多賀幹子) *AERAオンライン限定記事
多賀幹子