結婚発表の純烈・後上翔太という男「純烈は後上の物語」「次のリーダーは後上」元ギャル男のサクセスストーリー
純烈の後上翔太が2日、元AKB48で女優・横山由依との結婚を発表した。11月25日に開催された純烈初の日本武道館公演で、10月の熱愛報道を受け、リーダーの酒井一圭(49)が「ほんまにうれしい!結婚まで突き進むだけ。横山、頼む!」と全力応援していた姿が印象的だった。 【写真】元ギャル男の直筆は読みやすく丁寧な美文字だった! 純烈は、酒井が戦隊ヒーローや仮面ライダー経験者らをスカウトして2007年に結成された。後上はグループの中では加入時、唯一の素人。東京理科大学でギャル男をしていた時に誘われ、中退して加入した。車にぶつかっても無傷だった“豪運伝説”がスカウトの理由だった。 夢破れた元ヒーローたちが地道なドサ回りを経て、温浴施設の“スーパー銭湯アイドル”としてブレーク…そんなグループイメージが強いが、酒井は常々「純烈は後上の物語」と語っている。 まだ何者でもなかった純烈の中で年上の芸能経験者に囲まれ、黙々と20代をグループにささげた。エリート家系に生まれながら、高学歴を捨てて、夢に飛び込んだ。運のよさを買われただけの素人が、今年の大晦日で7年連続NHK紅白歌合戦出場。元ギャル男のサクセスストーリーに、酒井は純烈の物語を重ねている。 最年少ながらグループではバランサー。イジられ、つっこみ、ステージでは華がある。酒井が「次のリーダーは後上」と公言するほど信頼は厚い。 純烈はステージを降りて、ファンと交流する「ラウンド」が恒例。後上が結婚発表文で「握手を交わしながらどんな時も皆様が支えてくださいました。その応援に助けていただきながら、今もこうして活動を続けられていることを心より感謝しています」とコメントし、純烈が何よりも大事にしてきた「握手」について触れたのも心憎かった。 レコ大、紅白まで年末を駆け抜け、年明けには明治座、新歌舞伎座で座長公演。来年3月末には岩永洋昭の卒業も控えている。これから先も純烈=後上の物語が、どのように描かれていくのか、楽しみに待ちたい。(デイリースポーツ芸能担当・古宮正崇)