「インフルエンザ」&「ノロウイルス」感染予防法…この時期気をつけたい感染症の予防・対策
インフルエンザの感染経路(2)接触感染
インフルエンザのもう1つの感染経路が、接触感染。接触感染とは、感染者の手を介してウイルスが広まり、別の人が感染してしまう事。インフルエンザウイルスは、布では約半日、金属などの平面では約2日間生き続ける事が分かっているそうです。そして、人は無意識に顔を触ってしまう習性があり、1時間に平均20回以上触っているという研究結果もあるのだとか。そのため、感染者と直に接していなくても、感染者とタオルを共有したり、感染者が触れたドアノブや電気のスイッチなどに触れたりなど、物を介して感染してしまうそうです。
接触感染の予防法
<接触感染予防(1)アルコール> 家庭内に感染者がいる場合は、全員がこまめに手のアルコール消毒をするのが効果的だそうです。先生によると、大事なのは指先もしっかりアルコール消毒する事。乾く時にウイルスが死ぬと言われているので、よく乾かす事も大事なのだとか。アルコールは、インフルエンザウイルスの外側を覆うエンベロープという膜を破壊します。その膜が壊れる事で感染力が失われるそうです。 <接触感染予防(2)手洗い> エンベロープは、石鹸やハンドソープでも壊すことができるそうです。オススメは手洗いを2回する事。10秒もみ洗いし流水で15秒すすぐ。これを2回繰り返す事で、ウイルスが100万分の1まで減少するそうです。 <接触感染予防(3)マスク> 感染者がいる家庭内では、マスクも効果的。手で直接口や鼻を触れないので、接触感染を防ぐのに役立つそうです。
寒い時期の感染症予防~超簡単免疫力UP法「日光浴」~
感染症を予防するには、免疫力を高める事も大事だそうです。先生オススメの免疫力UP法は「日光浴」。日光に含まれる紫外線を浴びると体内でビタミンDが生成されます。ビタミンDは身体の免疫細胞を活性化し、ウイルスの増殖を抑えてくれる効果が期待できるそうです。
恐怖の感染力「ノロウイルス」
インフルエンザ以外にも冬の感染症で怖いのが「ノロウイルス」。ノロウイルスは、例年11月から急増し、春先まで流行。人から人への接触感染が多いそうです。家族の中などで広がりやすく、感染対策が難しいのだとか。施設や幼稚園、保育園などで広がるとなかなか感染を防ぐ対策が難しくなるので、家族が感染した場合にいかに広げないかが重要だそうです。