現役NBA選手の高身長ランキング…河村同僚が“エイリアン“を抑えて1位に
世界最高峰のNBAにおいて、身長は大きなアドバンテージとなる。少し前まで、ビッグマンはゴール下の存在というイメージだったが、現代バスケではハンドリングに優れ、アウトサイドからもシュートを狙える技巧派も台頭し、チームにとって頼れるセンターの存在は勝敗を大きく左右する。 【実際の画像】河村&イディーがオマージュした凸凹2ショット比較 『Basketnews.com』の調べによると、現役選手で最も身長が高いのは、2年連続でNCAA最優秀選手賞を受賞したメンフィス・グリズリーズのルーキー、ザック・イディーの223.5センチだ。 22歳のカナダ人センターは、パデュー大学で培った4年間の基礎をベースに、NBAでもスムーズな適応を見せている。お世辞にも派手な数字ではないが、平均スタッツは11.5得点、6.9リバウンド、フィールドゴール成功率62.2パーセントと堅実。特に、11月5日(現地時間4日)のブルックリン・ネッツ戦では、試合にこそ敗れたものの、28分間の出場で25得点、12リバウンド、フィールドゴール成功率91.7パーセントという非の打ち所がないダブルダブルを披露した。 今年のドラフト9位指名については、MVP級の活躍を続けているアンソニー・デイビスもその才能を高く評価しており、「サイズがある。223.5センチの選手がいると、リバウンドの意識が高まるし、彼は僕の頭上からいくつかシュートを成功させていたね」とコメント。リムプロテクションにおけるイディーの存在感は脅威的で、ロバート・ペラ球団社長はジャ・モラントやジャレン・ジャクソンJr.らと共に、球団の未来を担う選手として期待を寄せているはずだ。 また、グリズリーズにはリーグで最も身長の低い河村勇輝も在籍。さらに、成長著しいジェイ・ハフも216センチという高身長の持ち主であり、ルディ・ゴベアやチェット・ホルムグレンらと並び、身長ランキングで6位タイにランクインしている。 イディーの登場にともない、昨年までリーグ最長身長だったビクター・ウェンバンヤマは、フェニックス・サンズのボル・ボルと共に、2位タイ(221センチ)に陥落することとなった。 それでもキャリア2年目に突入したエイリアンは、異次元の活躍を続けている。今シーズンはこれまで22.7得点、10.3リバウンドの平均ダブルダブルを維持し、リバウンドでは2位に約1本の差をつけ、リーグトップの平均3.69ブロックを記録。『Fox Sports』が公開した最優秀守備選手賞のオッズでは、無敗を維持するクリーブランド・キャバリアーズのエバン・モブリーや、新天地のアトランタ・ホークスで飛躍的な成長を見せるダイソン・ダニエルズらを大きく引き離し、トップに君臨している。 4位タイには昨シーズンのNBAチャンピオンであるボストン・セルティックスのクリスタプス・ポルジンギス、そしてコネチカット大学の連覇に貢献したポートランド・トレイルブレイザーズのドノバン・クリンガンが同率(218センチ)でランクイン。 なお、参考としてNBA史上最も身長が高いプレーヤーは、90年代中期にワシントン・ブレッツ(現ウィザーズ)で活躍したゲオルゲ・ムレシャンと、メディアデーの河村とイディーの凸凹コンビ写真のモデルとなったマヌート・ボルの231センチとなっている。 文=Meiji
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