16年ぶりJ1復帰の東京V「長らくお待たせしてしまいました!」城福監督が喜び語る
◇サッカーJ1昇格プレーオフ(PO)決勝 東京V1-1清水(2日、国立競技場) 「長らくお待たせしてしまいました!本当にありがとうございました」 【画像】東京Vがプレーオフを制しJ1昇格 16年ぶりのJ1を決めた東京Vの城福浩監督は、国立競技場に訪れたサポーターへ報告しました。 J1昇格ラスト1枠をかけた昇格プレーオフ。清水に先制されましたが、後半アディショナルタイムに染野唯月選手がPKを決め、土壇場で追いつきます。このままリーグ戦順位が清水より上位の東京Vは、引き分けでJ1昇格を決めました。 昇格を告げる笛を聞いた瞬間には、「すばらしい、もう最高です。言葉にならないです。ここにいるサポーターと一緒にこの瞬間を味わえたのは最高です」と目に涙を浮かべます。 リーグ最終節で勝利し、清水を抜いて3位に浮上。その勝利が、この試合で勝利か引き分けでJ1昇格するという優位な状況をつくりました。 最後まで諦めなかった選手たちについて、「1日1日積み上げてきた。春先にはおそらく見向きもされていなかったチームだと思う。みんなが歯を食いしばってやってきて、(リーグ戦で)最後3位になったのは何か意味があると思っていた。最後、それが実りました」と振り返りました。 また、この試合で注目されたのは、清水とともに1992年のJリーグ発足時の参加クラブである『オリジナル10』同士の戦い。東京Vの前身である“ヴェルディ川崎”は、三浦知良選手らを擁し、初代Jリーグ王者に輝いています。 伝統あるクラブを率いる城福監督は、「ここからJ1に定着して、さらに優勝を目指せるクラブにならないといけないので、ここからがスタートだと思います」と16年ぶりとなるJ1の舞台を見据えました。