パリス・ヒルトン、リナ・サワヤマとLGBTQアンセムを歌う「解放の祝祭」
モデル、ファッションデザイナー、女優、歌手、DJさまざまな肩書きを持つスーパーセレブリティ、パリス・ヒルトンが6月21日にシングル「I’m Free」をリリース。華麗で波乱に満ちたセレブライフを歩んできたパリスが、さまざまな経験や時を経て新たに発信される音楽に注目が集まる。 【画像を見る】パリス・ヒルトン、15歳の時に薬を盛られてレイプされた過去を暴露 6月21日リリースの「I’m Free」は、哀愁や絶望から美しく解放的なものに進化していく様子を表現した楽曲で、1997年に発表されたウルトラ・ナテによるLGBTQアンセム「Free」のカバーとなる。プロボキャニオン・スクールでのトラウマ的な経験の直後、この曲をニューヨークのクラブで聴いた際に、何かがはじけ新しい人生をスタートするためのインスピレーションを経たパリスは、パーソナルなつながりを感じさせるこの楽曲を再構築しリリースすることにした。どっしりとしたベースラインに彩りを与える煌びやかなシンセサイザー、そしてフィーチャリングアーティストのリナ・サワヤマの心を打つボーカルが特徴的で、実現した希望と達成された解放の祝祭のように感じられる。パリス自身も「この曲はきっと人生をより解放的なものに導いてくれるでしょう、ウルトラ・ナテの”Free”が私にしたように」と語る。 そして9月には、セカンドアルバム「INFINITE ICON」のリリースを控えている。この作品はパリスの名声、女性のエンパワーメント、メンタルヘルス、母性というテーマを探求する、人生を自己省察する旅のような内容にまとめられている。エグゼクティブプロデューサーとして迎えられたシーアは、楽曲”Fame Won’t Love You”でボーカルとして共演している。 アルバム全体を通して感じられるのは、煌びやかなエレクトロニックミュージックのアレンジ、フロアを揺らす躍動感のあるダンスビート、夏のプールサイドの雰囲気の中で生き生きとするパリス・ヒルトンらしい堂々たるポップグラマーである。そんなパリス・ヒルトンのこれからの動向に目が離せない。
Rolling Stone Japan 編集部