全国高校サッカー選手権 山梨県大会の決勝カードは? 11月2日に4強激突 第1シードは伝統校と対戦
全国高校サッカー選手権山梨県大会は11月2日、準決勝を実施。4強が激突し、決勝カードが決まります。26日に行われた準々決勝の戦いぶりや、各校の選手たちの思いを紹介します。 【画像】トーナメント表と準々決勝のシーン
■2度の全国選手権制覇 山梨学院
全国高校総体(インターハイ)県予選で優勝し、第1シードとなった山梨学院。県勢として唯一の全国選手権制覇を2度も成し遂げています。また、高円宮杯JFAU-18プリンスリーグ関東2部で戦っています。 県高校総体王者・日大明誠との準々決勝は後半20分、MF根岸真(3年)が右足で強烈なミドルシュートを放ち、先制しました。
根岸選手 「選手権の前からミドルシュートをとても練習していた。コースは甘かったが、思い切り打ててよかった」
勢いに乗った山梨学院は、終了間際にもFW小河原瑛太(3年)が追加点。2-0の完封勝利を収めた山梨学院イレブンには、仲間への思いがありました。
根岸選手 「山田逞斗主将がけがをし、手術からきょう帰ってきた。山田主将のためにも絶対に次につなげようと思い、勝ち切ることができてほっとしている。去年は準決勝という壁を突破できなかったので、今年はなんとしても勝ち、次につなげたい」
■県内最多優勝「伝統の緑」韮崎
県新人大会では準優勝し、選手権出場は県内最多34回を誇る伝統校・韮崎。準々決勝で第4シード・駿台甲府と激突しました。 韮崎は開始わずか4分、FW阿部将(3年)がキーパーをかわしてゴールに流し込み、先制に成功しました。 15分に同点に追いつかれますが、37分、MF中澤凱哉(3年)がロングスローを放り込むと、こぼれ球をMF田和優宏(2年)が豪快に蹴り込み、再びリードを奪いました。 後半は駿台甲府の猛攻にあいますが、堅守で無失点に。 すると38分、途中出場のMF米山佳吾(2年)がシュートを放ち、こぼれ球を同じく途中出場の末廣遥哉(3年)が詰め、勝負あり。3-1で制した「緑のイレブン」が、目標に掲げていた3年ぶりの準決勝進出を決めました。