【ウインターカップ速報】京都精華学園3連覇達成、決勝で慶誠を下す [高校バスケ]
2年連続3冠も達成した京都精華学園
12月28日、「SoftBank ウインターカップ2024令和6年度 第77回全国高等学校選手権大会」女子決勝で3連覇、そして2年連続3冠を狙う京都精華学園(京都①)と初優勝を目指す慶誠(熊本)が対戦。5点リードで迎えた後半、リードを広げた京都精華学園が59-54で勝利。ウインターカップ3連覇と共に2年連続となる3冠を達成した。 【写真】女子決勝フォトギャラリー(30点)をチェック 2回戦・山形中央(山形)に101-59、3回戦・聖カタリナ女(愛媛)に101-56、準々決勝・鵬学園(石川①)に65-62、準決勝・精華女(福岡①)に72-70で勝ち上がってきた京都精華学園は、今大会26.0得点、17.0リバウンドをマークするインサイドのNo.18ユサフ・ボランレ・アイシャットに加えて、No.4林咲良、No.5橋本芽依、No.6桃井優という3年生が主軸。 一方、慶誠は1回戦・和歌山信愛(和歌山)に69-62、2回戦・仙台大明成(宮城②)に88-40、3回戦・昌平(埼玉)に77-60、準々決勝・岐阜女(岐阜①)に 62-57、準決勝・大阪薫英女学院(大阪)に78-65で勝ち上がってきた。こちらは今大会29.4得点、16.0リバウンドをマークしているNo.0ロー・ジョバ、3年間正司令塔を担ってきたNo.12岸希が主軸となる。両者はU18日清食品トップリーグでの対戦では、69-61で慶誠が勝利している。 先取点は慶誠。オフェンス・リバウンドからNo.1陽本麻生が右ウイングから3Pシュートを射抜く。しかし京都精華学園は直後のオフェンスで、No.5橋本がプルアップジャンパーを沈めると、No.18アイシャット、No.17坂口美果もミドルから決め、残り6分で8-3とした。 シュートが決まらず、ターンオーバーも増えた慶誠は8点ビハインドとなったが、No.0ジョバが得点源となり、合わせのプレーでNo.1陽本が、No.17澤田樹奈が3Pシュートを沈めて1ポゼッション差に。京都精華学園は終了間際にNo.15ンガルラ・ムクナ・リヤがバスケットカウントを決めて、18-13で1Qを終えた。 リバウンド争いで優位に立つ京都精華学園は2Q、No.15リヤが連続得点。さらにNo.13満生小珀が決めて26-16と2桁差に。慶誠は、ズレが作れず。No.0ジョバ頼みのオフェンスになっていたが、No.33蔵満莉緒がプルアップシュートを成功。続いてインバウンズプレーからNo.1陽本が、No.12岸が3Pシュートを射抜き、残り4分強で2点差に。さらにNo.1陽本、No.33蔵満の得点で残り2分強30-29と逆転した。流れが悪い京都精華学園は、ここで1、2年生ラインナップに。慶誠のシュートが落ちたところで、No.15リヤ、No.13満生、No.11石井日菜が連続得点し、京都精華学園の35-30でハーフタイムを迎えた。前半、京都精華学園はFG成功率40.5%(15/37)と高い数字をマーク。慶誠は26.8%(11/41)とシュートが決まらなかったが、3Pシュートでは相手より3本多い4本を決めた。リバウンドは京都精華学園の20-19と互角だった。 3Q初得点は京都精華学園、No.4林が3Pシュートを決めるとNo.6桃井もロング2Pシュートを射抜いて10点差に。しかし、今度は慶誠の流れに。No.1陽本が3Pシュートを入れ返すと、3ファウルになってしまったNo.0ジョバが3ポイントプレー。さらにNo.1陽本の3Pシュート、No.12岸の2Pシュートで43-44とした。しかし、残り2分半、No.0ジョバが4ファウルになってベンチへ。このあと慶誠はNo.12岸のシュートで1点上回るが、すぐにNo.5橋本、No.6桃井が決め返して48-45とリードして3Qを終えた。 4Q、京都精華学園はまずキャプテンNo.4林が立て続けにシュートを決めると、速い展開からからNo.18アイシャットも続く。9点ビハインドとなった慶誠は、No.0ジョバのレイアップでクォーター初得点。残り4分、そのNo.0ジョバがファウルアウトになるが、代わりに入ったNo.24フェイバ・ヘンリーがリバウンドで存在感を発揮。No.25笠夏菜の得点につなぐ。5点差にしたが、京都精華学園はNo.18アイシャットがミドルレンジから得点。7点リードで残り2分を切る。残り1分半、慶誠No.24ヘンリーがインサイドで得点。さらに51秒、No.17澤田が3Pシュートを打ち抜いて53-55と2点差に迫った。ここで初めてタイムアウトを取った京都精華学園は、No.5橋本が3Pシュートを放つが決まらず。それでもリバウンドを奪って、残り21秒、No.17坂口が3Pシュートを決めて5点差に。今度は慶誠がタイムアウト。慶誠はフロントコートからスタートすると、No.12岸が2Pシュートを狙ったが決まらず。その後はファウルゲームを展開したが、奏功せず。京都精華学園が逃げ切った。 京都精華学園はNo.18アイシャットが7得点に抑えられたものの、No.15リヤがチームトップの15得点をマーク。No.4林、No.5橋本、No.17坂口が7得点を記録した。一方、慶誠が両チームトップとなるNo.0ジョバが16得点、15リバウンド。No.1陽本が3Pシュート3本を決めて15得点をマークした。リバウンドは京都精華学園の39-37、ターンオーバーは13-9という数字だったが、2Pシュート成功率は46%(23/50)と高い数字をマーク。慶誠は2Pシュートが26.9%(14/52)と低調に終わった。