侍ジャパン・井端監督も出身!「地獄、刑務所と表現したOBも」…阿波野秀幸氏と与田剛氏が振り返る「日本一厳しい」《亜細亜大学野球部》での「想像を絶した日々」
不合格を覚悟していたが
阿波野 六大学への憧れもあって慶應大という選択肢もあったんだけど、亜細亜がすごく熱心に誘ってくれてね。僕は知らなかったんだけど、桜丘高校の野球部長と亜細亜のスカウトをされていた方が親しくて、2年生くらいからそういう話をしてくれていたみたい。それで3年生の夏の大会が終わったあとにセレクションに参加したんだけど、僕はまわりを見る余裕はなかったな。 与田 来た以上はと思って全力でやりましたけど、阿波野さんのように誘われて参加したわけでもないので100%合格できないと思っていました。帰りの電車の中で、もっと身の丈に合った大学を探さないといけないと本気で考えていました。 でも、かなり早い段階で大学側から合格の通知をいただいて、びっくりしたのと同時に「決まっちゃった」という気持ちになりましたね。嬉しいんですけど、怖さとか不安もあって、なんて表現していいかわからないくらい心臓がドキドキしたことを覚えています。 次回記事『<侍JAPANの井端監督も>「みるみるうちに痩せていく」「入学式前に1/4以上が辞める」…二人の大物OBが振り返る「日本一厳しい亜細亜大野球部」での「プロになれた分岐点」』では、いざ入寮して身をもって知る亜細亜大野球部の苛酷な生活を二人が回想する。
週刊現代、鷲崎文彦
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