J1名古屋・永井謙佑、「いつもと変わんない」自然体でグランパス初戴冠へ 「3度とった監督いない」長谷川監督に最多勝利届ける【ルヴァン杯】
名古屋グランパスは2日、新潟とのルヴァン杯決勝(東京・国立競技場)に臨む。優勝すれば、2021年以来3年ぶり。1日は会場の国立競技場で両チームが最終調整した。 最前線でグランパスをけん引する背番号18は自然体を強調した。公開された練習冒頭でもリラックスした笑顔をのぞかせたFW永井謙佑(35)は、大一番を前にしても「いつもと変わんないっすね」。脱力しながら、グランパスでの自身初タイトルを目指す。 FC東京では2020年シーズンのルヴァン杯で優勝を経験。ただ、プロとしての一歩を踏み出し、移籍を挟み通算9シーズン在籍しているグランパスでは今までタイトルとは縁がない。「クラブに恩返ししたい。年齢的にもなかなかチャンスはない」と思いは強い。 今回の決勝でグランパスが勝てば、FC東京でも共闘した長谷川健太監督(59)にとって自身3度目のルヴァン杯制覇となり、最多優勝監督に。指揮官に話が及ぶと、「3度とった監督はいないので、しっかりととって、みんなで祝勝会をしたい」と言葉は熱を帯びた。 既にリーグ戦では優勝の可能性が消え、天皇杯でも初戦敗退。今季、悔しさを味わうことが多かったベテランは「名古屋のエンブレムが新しくなった今年、良い1年にできたと言えるようにしたい」と有終の美を誓った。
中日スポーツ