クラシコ大敗を経て方針転換 レアル首脳陣は条件次第でチュアメニの移籍を容認へ
もはや非売品にあらず?
10月26日(現地時間)に行われたラ・リーガ第11節でバルセロナと対戦して0-4で敗れたことで、レアル・マドリードでは新加入のキリアン・ムバッペをはじめ主力選手の多くが現地メディアとサポーターからの厳しい批判に晒されている。 [映像]ラ・リーガ第11節 レアル・マドリード対バルセロナ ハイライト こうしたことに加えて、伝統の一戦クラシコで敗れたことによる影響はクラブの内部でも出始めているようだ。スペインメディア『Relevo』によると、オーレリアン・チュアメニのバルセロナ戦でのパフォーマンスが低調だったことから、首脳陣の間で同選手への批判が高まりつつあるという。 2022年6月にモナコからレアルに6年契約で加入し、24歳にしてレアルの中盤で主力として活躍しているチュアメニは、レアルにとっては非売品とも言える存在であり、実際にこれまでリヴァプールやアーセナルがチュアメニの獲得に向けた動きを本格化させた際にも放出を頑なに拒否していた。 しかし、チュアメニについてはパフォーマンスに波があるとレアル首脳陣は以前から見ていて、それに加えて先日のクラシコでの動きが期待外れだったことで同選手に対する彼らの信頼は大きく低下し、来年夏に適正なオファーが届いた場合には移籍を容認することを検討していると『Relevo』は伝えている。 ムバッペやヴィニシウス・ジュニオール、ジュード・ベリンガムなど前線に強力なタレントを揃えるレアルだが、彼らが守備をやらないことで中盤やディフェンス陣に大きな負担がかかっていて、チームが前後で二つに分断されたような状態になっているとの指摘もある。 そうした中で守備での貢献度の高いチュアメニもいなくなれば攻守のバランスを取ることが一層難しくなる可能性もあるが、首脳陣は果たして本当にチュアメニを見限ってしまうつもりなのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部