全日本選手権シクロクロス、2日目も熱戦!弱虫ペダルの小林あか里、織田聖が連覇!
男子エリート 織田聖が3連覇達成!地元ブリッツェンの沢田時が3位表彰台!
レースは、副島達海(大阪産業大学)がホールショットを奪う形でスタート。しかし、スタートループを終え、3段坂に差し掛かると、地元の声援を背に受ける沢田時(宇都宮ブリッツェン)が先頭に躍り出る。これに副島、織田、そしてベテラン横山航太(ペダル)が続く展開に。 副島が先頭に立ち、4人の先頭集団を形成。テクニカルなバリアセクションを4人全員がバニーホップでクリアするなど、ハイレベルなレースが展開される。しかし2周目、横山が集団から遅れ始め、3人の争いに。 そして3周目、レースが大きく動く。ここまで静かにレースを進めていたディフェンディングチャンピオンの織田が、突如ペースアップ。この加速に副島、沢田も反応できず、先頭集団は崩壊。織田が独走態勢を築き始める。 4周目に入ると、織田は2位集団に20秒以上の差をつける。2位争いは副島が沢田を引き離しにかかる展開。後方では、鈴木来人(OnebyESU-ICV)、そして全日本5連覇の実績を持つ竹之内悠(/slash Cinelli-Vision)らが5位のポジションを争う激しい展開に。 織田はその後も安定したラップタイムを刻み続け、独走状態を維持。最終的に2位以下を大きく引き離し、3連覇を達成。圧倒的な強さで王者の貫禄を見せつけた。 「応援ありがとうございました。3連覇を目標にしていたので嬉しいです。先輩方の記録にはまだまだ遠いですが、一歩近づけたかなと思っています。寒い中、応援ありがとうございました」と、織田は喜びを語った。 2位に入った副島は、「応援ありがとうございました。レース中は風も吹いていて辛かったですが、応援してくれた皆さんのおかげで力が出せました。この舞台で走れたことが本当に幸せです。持てる力を出し切れたと思います」とコメント。U23カテゴリーではなく、あえてエリートに挑戦し、結果を残した。 地元の声援を受けながら3位に入った沢田は、「応援ありがとうございました。ここで走れる選手は幸せです。長い1年間でしたが、今日は自分の力を出し切ることができました。パフォーマンスには満足しています。また来年も応援いただけたら嬉しいです」と、感謝の気持ちを述べた。