前田拳太郎、目標は「アカデミー賞を取れるような俳優に」“涙を垂れ流しながら撮った”10億点のパーソナルフォトブックを発売
俳優の前田拳太郎がパーソナルフォトブック『藍色』(KADOKAWA)を発売、11月24日、都内で発売記念イベントを行った。イベント前に取材に対応した前田は「今の自分自身、これから先の未来、努力を重ねた先の自分自身、そういう部分を見ていただきたい。数年後の前田拳太郎を見た時にこの『藍色』を見返して、この時はこうだったって見てもらえたら」とアピールした。 大人の装いの前田拳太郎 ファースト写真集『Awake』から約2年。『仮面ライダーリバイス』を終えて活動の幅をぐんと広げた濃厚な2年を追った内容で、撮り下ろしの写真や『月刊ザテレビジョン』での2年半に及ぶ連載まとめなどで構成した、前田の変化や進化、成長を捉えた内容だ。 この 2 年で変わったことはあるかという質問に前田は「何もかも変わったんじゃないですかね。つい最近まで普通の大学生だったので、今こうやってカメラを向けられてる状況もまだ不思議な感じ」だとしたうえで、「(『藍色』は)仮面ライダーで1年半ぐらい撮影をしていて、そこから別のドラマに入ってっていう時期ぐらいからのもの。いろいろな場所でいろいろなことを吸収しながら大きくなれてきてるのかな、内側の部分、人間力というか、そういった部分も少しずつ深まってきてるのかなと思います」 パーソナルフォトブックの点数を聞かれると「10億点」とのこと。「前の『Awake』を発売した時に同じ質問をしていただいたんですけど、その時は1億点って答えてると思うんです。それからステップアップしていかないといけないなということで、ゼロを1個増やして10億点にさせてください」と笑った。 お気に入りの1枚を聞かれて指さしたのは、主演ドラマ『君とゆきて咲く』を撮影していた京都で撮影した1枚。 「トレーニングにハマっていて。新選組のお話だったので、役作りも含めて、それなりに鍛えないとなということでみんなで筋トレをしていて、僕もジムに行って。その時の僕がしっかり出てる写真なのかなと思います。まだ筋トレを続けているので、体型の変化だったり、表情の変化だったり、そういう自分の変化を楽しんでもらえたらいいな」 「星が見たい」と行った新島での撮影は苦労もあったそう。 「(本には)星空も入ってるんですが、撮影が大変だったんです。携帯のナイトモードとか(撮影中に)動いちゃいけないのがあるじゃないですか、あれの20~30 秒版みたいなので撮影をして、ずっと止まってないといけなくて、本当に涙とか出てきて……涙垂らしながら撮影しました」 友人や家族にはまだ見せられておらず反応はまだないというが「素敵なところで撮影したので友達とかにいいよって伝えたい。旅行とか行きたいねっていう話もしているので、一緒に星空見ようって誘って旅行に行けたらいいなと思います」 2024年も残すところ1カ月とあと少し。大活躍の年だった。 「すごく素敵なものをたくさん見ることができた1 年でした」と、前田。「今年はいろんなところに行く機会が多かった。京都だったり新島だったり、映画の舞台挨拶でいろんなところを回らせていただいていろんなものを見ました。普段家から出ないタイプなんですけど、外の世界を見ることもすごく素敵だなと思いました。綺麗な景色を見ることで感性が磨かれてるような気持ちにもなります」 今年できた新たな夢や目標はあるかという質問も。前田は少し考えると「3年半ぐらい俳優として活動しているんですが目標ってすごく難しいなと思って。スポーツだったら順位が出るので1位を目指して頑張ろうと考えられたんですけど、俳優という仕事はゴールがないというか、どこを目指していけばいいのか悩むというか。今年は、自分はどうして行ったらいいんだろうってすごく考えていました。だからこそ何か形あるものとして残せる目標もいいかなと思って。アカデミー賞だったりとか、そういう賞を受賞できるような俳優になれればいいなと思います。あとは一生このお仕事で食べていけるようにしっかり実力もつけて頑張っていきたい」と話した。