ホンダ、二輪車「タクト」「ジョルノ」「ダンク」など6車種65万台リコール…走行中に後輪ロックの恐れ
走行中に後輪がロックして転倒する恐れがあるとして、ホンダと同社ベトナム法人は31日、二輪車の「タクト」「ジョルノ」「ダンク」など6車種計65万290台(2013年12月~24年9月製造)のリコールを国土交通省に届け出た。
残る3車種はOEM(相手先ブランドによる生産)で供給したヤマハ発動機「ジョグ」「ジョグデラックス」「ビーノ」。
国交省によると、原動機の不具合でミッションオイルが漏れることがあり、そのまま使用を続けると、一部の部品が破損し、最悪の場合、走行中に後輪がロックすることがある。これまでに2件の転倒事故が起きているという。
ダンクを除く5車種43万3498台(18年3月~24年3月製造)では、ストップスイッチの不具合で制動灯に異常が生じたり、エンジンが始動できなくなったりする恐れがあり、ホンダは併せてリコールを届け出た。これら5車種の交換修理用に出荷し、どの車両に取り付けたか特定できないストップスイッチも3632個あるという。
いずれも問い合わせはホンダお客様相談センター(0120・086819)へ。