無理矢理引退のあいさつをさせられた比嘉

◇２４日　オリックス２―９西武（京セラドーム大阪） 　今季限りで現役を引退するオリックスのＴ―岡田外野手（３６）、安達了一内野手（３６）の引退セレモニーで、メジャーリーガーとなった後輩からのビデオメッセージが披露された。メジャー２年目の吉田正尚外野手（レッドソックス）とメジャー１年目の山本由伸投手（ドジャース）が慰労の言葉を贈った。 ◆粋な計らい…引退のあいさつするオリックス・比嘉【写真】 　山本は、２０１７年のプロ初登板（ロッテ戦）の思い出を語った。 　「Ｔさん（Ｔ―岡田）とは僕が初登板したときにＴさんがファーストを守っていて、一緒に試合に出たときに自分もプロ野球選手になったんだなと実感したことを今でもすごく覚えてますし、オフの日にも練習してる姿や、試合の日も一番に球場に出てバッティング練習をしている姿をよく見ましたし、そういった努力する姿をとても尊敬してますし、僕も最後まで努力をしつづけられる選手になりたいなと思いました」 　安達には「難病を抱えながらも、そういった姿を見せることなく、言い訳にすることなくプレーしてる姿や、とにかく後輩たちに優しくしてくださり、記念のときにはプレゼントをくれたり、とにかく優しくしてくれた思い出ばかりで、本当に感謝しています」と謝意を伝えた。 　比嘉幹貴投手（４１）には印象深い言葉を贈られたことを明かした。「由伸、良いときこそ謙虚に、悪いときこそ明るくだぞ、と声を掛けてもらったこと、比嘉さんにとっては何げないひと言だったかもしれませんが、僕のなかでは今でもすごく大切にしてますし、これからも大切にしていきたい言葉だなと思ってます」と比嘉の教えを心に刻む。 　小田裕也外野手（３４）には「難しい場面での出場がすごく多かったんですが、当たり前のようにプレーし、ベンチに帰ってくる姿はとてもカッコ良かったです」と語り、引退する４人に「これから引退してとても時間ができると思いますので、ぜひロサンゼルスでお待ちしてます」と来訪を歓迎する。