下水道に流され2人不明 工事中の作業員、相模原
19日午後4時半ごろ、相模原市中央区陽光台3丁目付近の下水道工事現場で急に水位が上昇し、男性作業員2人が流された。市によると、下水道管の内側から補強する耐震工事中で、大量の雨水が流れ込んで逃げ遅れたとみられる。市消防局が30代と40代の男性2人の行方を捜索している。 下水道管は、幅と高さがいずれも約3メートルあり、主に雨水を川に流す目的で地下約10メートルに設置された。雨が激しくなったため、地上にいた連絡員が現場の作業員7人に避難するよう伝え、うち5人は近くの同区光が丘1丁目にあるマンホールから外に逃げたが、2人は間に合わず流されてしまったという。 相模原署によると「作業員2人がマンホールに落ちて流された」と同僚男性から110番があった。署は状況を詳しく調べる。現場付近では、消防隊員がマンホールから下水道管内に入り、川に向かって歩いて捜索した。 当時周辺では雷が鳴り、激しく雨が降っていた。気象庁によると、相模原市中央区で午後4時34分までの1時間に33ミリの降水量を記録した。