自民・桜田義孝千葉県連会長に聞く 自身のパーティー開催「問題ない。政治はお金かかる」
自民党派閥のパーティー券収入不記載問題で同党に逆風が吹くなか、県連会長の桜田義孝元五輪相(衆院比例南関東)が産経新聞の単独インタビューに応じた。県連は22日に予定されていた県連主催の政治資金パーティーの開催は見送るが、18日に県連トップの桜田会長自身が都内でパーティーを開くことには問題はないとの認識を示した。次期衆院選や知事選対応なども聞いた。 【グラフィックで見る】千葉県関係の国会議員の「政治とカネ」を巡る問題 ■開催に後ろめたさはない --政治とカネの問題で自民党への信頼が失墜している 「政治全体に不信感が及んでいる。政治家が国民から疑惑の目を向けられないようにするのは当然だ」 --県連がパーティーを中止する一方で、桜田会長は個人では開く。整合性が取れないのではないか 「1年前から会場を取っていた。やらなければ秘書9人分の政治活動費や(国費が出る)公設秘書を除いた、6人分の給与が払えない。政治にお金はかかる」 「個々の議員が個別に開くパーティーは『合法的である正当な政治活動』であり、問題はない。私は私腹を肥やすことはしない。開催するのに後ろめたさもないので、止めない」 --問題がなければ県連もパーティーを開催すればよいのでは、との意見もありそうだ 「県連には派閥への所属など状況が異なる議員がいる。このため、県連全体としてのパーティーは中止するとの判断になった。県連は『年内は開かなくても財政的にはもちます』ということもあり、やらないことになった」 --22日の県連大会で会長続投が正式決定する。今後の最大の目標は 「次期衆院選は年内にもあるだろう。県内14選挙区で全員当選させることだ」 ■知事選対応は白紙 --来年予定される知事選はどうするのか。熊谷俊人知事の県政運営はどうみる 「知事選対応は正直、白紙だ。熊谷県政には自民党の政策とそんなに一致せず、党所属県議らの評価もイマイチなところがある。『多様性を尊重する条例』には党のカラーと若干のずれがある。あくまで自民党と熊谷知事とは是々非々だ。(知事が打ち出す施策で)県民に良いものには賛成するが、県民に好ましからざるものについては、堂々と反対する」 --知事選ではどんな人を候補とするのか