あなたの知らない動物園の魅力がまだまだあるかも!? 園長イチ推し!癒やしの動物たち【愛媛発】
この春、ジャガーやライオン、オグロプレーリードッグなどたくさんの赤ちゃんが生まれた愛媛県立とべ動物園は、まだまだ魅力いっぱいだ。動物たちの魅力を知り尽くしている園長にイチ推しの動物たちを紹介してもらった。 【画像】まるでキスしているかのようなかわいらしい姿
おっとりしてるが、やるときはやる
最初に園長の宮内敬介さんに案内されたのは、カピバラだ。心地よさそうな表情をしている。 とべ動物園にはメス・オス合わせて6匹、お母さんのワカメと、セトカ・ケイ・ジュン・アイ・ミマの5兄妹が暮らしている。 おっとり穏やかなイメージがあるカピバラだが、ちょっと違う一面もあるようだ。 宮内敬介園長: カピバラって平和そうに見えますけど、闘争とか始めると結構やるんです。(Q.怒ったりするんですか?)しますね。自分のテリトリーに入ってきたりとか繁殖期になると結構オス同士が闘争をやったりします 意外な一面は他にもある。 指の間に水かきがあるのだ。カピバラといえば冬に温泉に入っているイメージもあるが、この水かきを使って上手に泳いでいる。 個体ごとの見た目もかなり似ているカピバラだが、どのように見分けているのだろうか。 宮内敬介園長: 顔のあたりに特徴があるんです。ちょっと小高く丘のような黒い盛り上がりがある。これをモリージョといいます。オスはそこがあります モリージョはスペイン語で「小さな丘」という意味だ。オスはこの部分から出る自分のにおいをつけて、なわばりを主張をしたり、メスに自分の存在をアピールしたりしているそうだ。
立派なコブの仲良しカップル
続いてやってきたのは、フタコブラクダのブライアン・御結びとウランだ。 フタコブラクダは、好奇心旺盛な子もいればちょっと臆病な性格の子もいる。 とはいえ、比較的のんびり屋だという。 撮影中には足を浮かせて草を食べる様子も見られた。エサを食べたくて仕方がないようだ。 砂漠で暮らすためには、栄養の補給が欠かせない。 ラクダといえば立派なコブが特徴的だが、その中には脂肪があり、それをエネルギーに変えることによって砂漠で生活ができるという。 「貯蔵庫」のような働きをするコブ、しばらく食べなくても栄養を蓄えておけるのだ。 仲良くスキンシップをとっている2頭は、実はカップルだ。 宮内敬介園長: (2頭の相性は?)今後楽しみにしたいという感じ。今のところ一緒にすることもあるんですけど、ケンカもせずに仲良くしてます ときどき見せてくれる鼻と鼻をチョンっとするかわいらしい姿、とっても癒される。 園長の注目ポイントは、まつげが長くて、くりんくりんのおめめのかわいい顔だという。