ゴルフ場を利用した時の領収書に“謎”の「緑化協力金」という項目が! いったい何に使われているの?
ゴルフを通して緑豊かな国にすることを目的に設立
では、ゴルフ緑化協力金とはどのような経緯で作られたものなのでしょうか。公益社団法人ゴルフ緑化促進会の担当者は以下のように話します。 「当会は1976年に設立されましたが、当時は高度経済成長という背景もあって、全国でゴルフ場が一気に建設されていった時代でもありました。そのような中で、ゴルフ場の造営が『環境破壊につながる』と世間から批判の対象にもなっており、一部のゴルファーの間で『自分たちが日本のため貢献できることとは何だろう』という意識が生まれました。そこで、ゴルフを通して国土全体を緑豊かなものにすることを目的に立ち上げられました」 近年の主な活動内容については以下のように説明します。 「各自治体が望まれる緑化や植樹活動、緑が失われた被災地の復興支援、さらには子供たちを対象にした環境保全に関するイベント開催などを行っています。また、最近では管理が行き届いておらず樹木が必要以上に乱立してしまっている森林も多いので、伐採といった手入れを適宜行い、森が常に健全な状態でいられるような作業もしています」 ゴルフ緑化促進会に加盟しているゴルフ場は約50カ所しかないため、「緑化協力金」の存在を知らなかった人も多いと思います。支払ったお金が何に使われているのか知ることができれば、むしろ加盟しているゴルフ場に行ってみようと思う人もいるのではないでしょうか。
ピーコックブルー