【写真：Getty Images】

　ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が26日、通訳を務めていた水原一平氏の違法賭博問題に関する会見を開いた。大谷は自身の関与を否定したが、水原氏の二転三転した証言もあって、大谷に対する疑惑は晴れていない。カリフォルニア州ギャンブル依存症対策協議会のI・ネルソン・ローズ氏が大谷側の対応に疑問を抱いていると、米メディア『CBSスポーツ』が報じている。 【写真】ドジャース、高額年俸ランキングトップ10 　事の発端は、水原氏が米メディア『ESPN』のインタビューに応じ、ギャンブル依存症であることを明かした上で大谷に借金の返済を頼み合意に達したと述べたことにある。大谷の関与が疑われる発言だが、翌日には証言を変え、大谷が違法な賭博行為に気づいていなかったと語った。また、大谷の弁護士も大谷が巨額の窃盗の被害者だったと説明している。水原氏の発言が二転三転したことは別の疑惑を生む結果となり、大谷が会見を行った後も、大きな疑問だけが残ってしまった。 　ローズ氏は、仮の話として、水原氏の最初の発言の方が事実だった場合「言い換えれば、大谷はブックメーカーの借金回収を手伝ったことになる。彼がこうしたことが起きていることを知っていて、それに同意していたとしたら、非常に悪質だ」と述べている。また、水原氏に喋らせてしまった対応に関しては「なぜ、弁護士はみんなに黙っていろと言わなかったのか。私には理解できない」と指摘している。