今秋ドラフト1位候補の関大・金丸夢斗が腰痛で4回降板「一番大事なところ。体と相談しながら」
<関西学生野球春季リーグ:関大0-1X関学大>◇11日◇第6節1回戦◇甲子園 3月の侍ジャパンに選ばれ、阪神などが今秋ドラフト1位候補に挙げる関大の左腕・金丸夢斗投手(4年=神港橘)が、4回を1安打無失点投球も、腰痛のため降板した。チームは延長12回にサヨナラ負け。金丸は「(腰は)一番大事なところなので、フォームもおかしくならないように自分から(降板を)伝えました。無理はしないように、体と相談しながらやっていきたい」と話した。 3回に腰を痛め、4回途中には小田洋一監督(57)がマウンドに駆け寄った。小田監督は「明日(の復帰)は無理ですけど。腰がビリッとして全力では投げられなかった。2、3日は様子をみたい」と説明。25日からの最終節出場はともかく、12日は欠場が確実だ。 51球で5三振を奪ったが、先発した試合では、今季最短の投球回になった。「荒谷や足立が頑張ってくれてよかった」と後続の投手に感謝した。 初回には、今春初めての四球を出し、昨秋からのリーグ戦での無四球が37イニングでストップ。ただ、計32回無失点で、昨秋からの自責点0は57イニングに伸ばした。 5日の同大戦では、11回137球を投じ、中1日で7日の3回戦は4回41球、8奪三振と好投。この日は中3日でのマウンドで、最速148キロをマークした。 4位の関大は、勝ち点が首位関学大などと並んでおり、2、3回戦で勝利すれば優勝の可能性を残している。【中島麗】