ソフトバンク山川穂高「僕はタイミングを合わせてしっかり振る以外のことはできない」新天地でのシーズン開幕を前に思い語る
◆ソフトバンク全体練習(28日、京セラドーム大阪) ソフトバンクの山川穂高内野手(32)が、新天地でのシーズン開幕に向けた意気込みを語った。 ■「えーっ!ラブラブですやん」柳田が夫人と2ショット【写真】 西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使してソフトバンクに加入し、開幕4番が決まっている長距離砲は「(開幕戦は)143分の1だと思ってますけど。ただ、緊張するでしょう。1打席目は」と現在の心境を口にした。 その上で本塁打王3度の貫禄も見せた。「開幕1打席目ももちろんですけど、きっとホーム開幕戦とか、今度西武(ベルーナ)ドームに帰った時の1打席目とか。そんな区切りで多少の緊張や高揚感、わくわくやどきどきっていうのはつきまとうと思う。ただ、それによって何もできない(ほどの)緊張はあまりない。結果に直結するとは思わない」と言い切った。 今春のオープン戦は16試合に出場して打率3割6厘、3本塁打、9打点。わずか17試合の出場で本塁打なしに終わった昨季の影響を感じさせない打撃を見せた。28日の全体練習でも快音を連発して「自主トレ、キャンプからやってきて、そのことを今の段階でぶれずにできています」。できる準備をしてきたからこその自信だった。 新天地での開幕戦で注目を集めることは確かだ。ただ、オープン戦では大声援に迎えられるなど、ファンの期待が大きいことも事実。「期待されていても、期待されていなくても、僕はタイミングを合わせてしっかり振る以外のことはできない。タイミングを合わせてしっかり振るしかないですね」。 紆余(うよ)曲折を経ながらも、春季キャンプから西武時代と変わらぬ練習熱心な姿を見せてきた通算218本塁打の強打者らしい言葉だった。「ホークス山川」として初めての公式戦をいよいよ迎える。(鬼塚淳乃介)
西日本新聞社