異例のヒット!かわいい手編みのハンカチ「ニッタオル」の魅力をmarshellさんに聞いた
では、実際に初心者が「ニッタオル」を編むにはどんな準備が必要になるのだろうか? 「基本的な編み方が分かれば一番簡単な作品は3時間ほどで作れます。材料はコットン糸とかぎ針、棒針、とじ針、ハサミがあれば作れます。書籍の中でメインで使用しているハマナカの『ポーム』という糸はオーガニックコットン100%、カラーバリエーションが豊富で吸水性もあり、使い込んで洗濯するほど風合いが良くなります。初心者の方にはメリヤス編み(P.9~11)、ボーダー柄2(P.44・45)、ダイヤ柄1(P.14)、細編み(P.18・19)あたりが編みやすい作品です」 marshellさんが「編み上がった時の全体の雰囲気や肌触りが良くてお気に入り」とおすすめするのは13ページの「かのこ編み2」。 「編み地も素敵ですけど、スカラップ模様の縁も含めてひとつの作品としてきれいにまとまっていると思います。見た目は難しそうに見えるんですけど、ぽこぽこした模様で編み目がそろっていなくても目立たないので、初心者の方にもおすすめです。毛糸メーカーの方からは丸モチーフ(P.52・53)が “すごくかわいい” と評判でした。どの作品も縁までこだわってデザインしているので、編み物が好きな方に手に取っていただけているのかなと思います」
最後に、これから「ニッタオル」を編んでみようと考えている手芸ファンに伝えたいことは? 「ニッタオルの魅力は、編んでいる間も使っていても癒されて、満足感が高いところです。ウールとは違うコットン糸のほわほわ感と色合いがとにかくかわいくて、編んでいるとやさしい気持ちになれます。持っているだけで “かわいい” と褒められますし、すぐに作れるので達成感もある。基礎的な編み方でできる作品から応用編まで収録し、徐々に難易度が上がっていくので初心者の方でも挑戦しやすいと思います。とにかく1枚編んでみてその良さを実感していただきたいです」
なお、現在「新宿オカダヤ 町田店」地下1階にて『手編みのハンカチ ニッタオル101』掲載作品の展示が行われている(~9月30日)。
TOKYO HEADLINE・後藤花絵