クロちゃん、狙うは“好感度芸人”への逆転 ポジティブ思考の原点も語る「もともとは心が弱い人間だった」
■人のせいにすることを覚えて「心を保てるようになった」 ポジティブマインドをどのようにして手に入れたのか尋ねると、「僕はもともとは誰よりも心が弱い人間だったと思います。すぐ泣いたり諦めたり」と打ち明け、小学校2年生のときの出来事がきっかけにポジティブに変わったと明かす。 「テストの点数が悪かったときに先生にめちゃくちゃ怒られて、泣いて精神崩壊みたいになったんです。そのときに初めて先生のせいにして、きちんと教えることができない先生が悪いと思ったら心のダメージが減りました。さらに『先生は教え方がよくないから家で自分で勉強しよう』と思ったら、すごく楽な気持ちで勉強ができて、点数も良くなったんです。そうではなく勉強しないとまた怒られるというマインドでやっていたら、追い込まれてうまくいかなかったと思います」 そして、「人のせいにすることを覚えてすごく楽になり、心を保てるようなったので、それ以降、なるべく人のせいにするようにしています」と説明。芸人としてもそのマインドを大切にしている。 人のせいにするために、自分がやるべきことはしっかりやるように。 「できることはやらないと自分のせいにされてしまうので、台本があるときは読み込んで、ボケが書いてあったらその通りやりますから。それでウケなくて『クロちゃんよくなかった』と言われたら、『台本を書いた人のセンスがなかったんじゃないですか?』とスタッフのせいにしています」
恋人・リチとは2年後の結婚を希望「あと2年遊びたいので」
2001年に安田大サーカスを結成してから、20年以上活動を続けているクロちゃん。今の仕事に対する思いを尋ねると、「与えられたことをやって、全部人のせいにできる形にするというのが僕の今のスタイルなのかなと思います」と回答。 また、『水曜日のダウンタウン』を中心に、事前に何も知らされてない状態から急に始まる仕事が増えたことで、いつどんな仕事が降りかかってくるかわからないという意識に変わったそうで、「とにかく始まったら終わらせる」という気持ちで仕事と向き合っている。