クロちゃん、狙うは“好感度芸人”への逆転 ポジティブ思考の原点も語る「もともとは心が弱い人間だった」
■「死ぬかもしれない」と思ったときに恋人・リチのことが頭に 数々の番組で体を張ってきたクロちゃんだが、今回のロケで「俺、死ぬのかな。死ぬかもしれないな」と死について考え、『水曜日のダウンタウン』の企画をきっかけに交際がスタートした恋人・リチのことが頭に浮かんだという。 「リチに最後の一言も言えずに死ぬのは嫌だなと。あと、貯金が多いと女が寄って来ると思って5、6年前ぐらいから貯金を始めたんですけど、今死んで貯金だけ残ったら最悪だなと。使っておけばよかったなと思いました」 死を覚悟するほどの過酷なロケを経験し、つらいと感じるレベルがぐんと上がったという。 「違うロケで文句を言うのがよくわからない感じに。よく若手の子とかが『しんどかった』と言いますが、『お前ら埋められたことないだろ』と思います。つらかった自慢でいったら誰にでも勝てると思います」 『水曜日のダウンタウン』をきっかけに“クズ芸人”や“キモキャラ”として人気を集め、再ブレイクを果たしたクロちゃん。さまざまなロケを経験する中で「始まったら終わらせよう」という意識で取り組むようになったそうで、「『何だよ!』と言っても始まらないので、解決方法を見つけ出して何とか終わらせようとするようになりました」と語った。
アンチの声もプラスに「僕のことを好きになる可能性がある」
どんなロケも受け入れて乗り越えてきたものの、『大脱出2』では自分ではどうにもできない状況すぎて「今までのノウハウが一つも使えなかった」と振り返る。 そして、藤井プロデューサーの「クロちゃんが今も五体満足で暮らしている……という若干のネタバレはありますが」というコメントを見て驚愕したそうで、「当たり前だろと。本当に藤井さんはイカれているんだなと思いました」と話した。
2022年に番組のおかげでリチという彼女ができた際には、「ありがとうございます」と藤井プロデューサーに感謝するも、その1週間後に『大脱出』シーズン1のロケで土の中に埋められることに。 「感謝するとひどいことをされるんだろうなと思って、そこから1回も感謝の言葉を言ってなかったんですけど、また埋められたので、言っても言わなくても埋められるんだなと思いました」 『水曜日のダウンタウン』の反響は大きいと感じているものの、アンチの声がほとんどだという。 「『Xのフォロワーが増えてよかったね』と言われますが、アンチの人ばかりですから。朝『おはよう』って写真をアップしたら、『また目が覚めやがって』とか100~200の文句が来るから何なんだろうなと」 そんなアンチコメントを大量にもらっても、精神的にダメージを受けることはないという。 「僕はアイドルになりたかった人で、写真をあげてみんなに喜んでもらおうと思ってやっているだけなので、それに対して文句を言われたところで、悪いことはしてないからずっとやってやろうと思っています」 また、「良いことを言う人も悪いことを言う人も表裏一体」と考えているそうで、「文句を言っている人も、意識して僕のことを見ているから好きになる可能性がある。その人たちも好きにしてやろうと思ってやっています」と、アンチから好きに変わることを期待している。