【特集】石破政権が再び発足 国民の納得と共感は得られるのか?
11月11日、自民党の石破総裁が国会で総理大臣に選出され、新たなスタートを切りました。広島県内では、次の選挙に向けたつばぜり合いが始まっています。 【動画】石破総裁を総理に選出 広島3区では次の選挙に向けた候補者調整どうなる
特別国会が召集された11月11日。正門をくぐったのは、10月の衆議院選挙で当選した新人議員たちです。
立憲民主党の東克哉議員も初登院しました。
衆議院で与党が過半数を割り込む中、新総理に選出されたのは、自民党の石破茂総裁です。再び政権の舵取りを担います。
波乱含みの船出に、市民の受け止めは…。 ■30代 「異次元の少子化対策を、どこまで実行してくれるかというところに期待をしております。野党の存在感があるということが、ひいてはちゃんと多党制の意味というのが、正しくあるべき姿になっていくのではないかなという点では、いい方向に期待してます。」 ■80代 「福祉や介護の方はしてもらいたいなと思います。年金なんかは、今下がる一方でしょ。」 ■60代 「物価対策ですかね。いたずらに連立を組む、そういう動きをするのではなくて、自分の政党は政党で政策をちゃんと打ち出して、それを実行するようにしていってもらいたいと思います。」
議席を減らし危機感を持つのが、連立を組む公明党。立て直しを託されたのは… ■公明・斉藤鉄夫新代表 「次は勝つ!必ず勝つ!と決め、どんな困難な状況も乗り越えて、断じて勝利しようではありませんか!」
その翌日、広島で開かれていたのは、自民党広島県連のパーティです。岸田前首相が、信頼回復に向けた決意を語りました。 ■岸田文雄前首相 「政治とカネの問題、引き続き反省をし、しっかりと信頼回復に向けて、取り組みを進めていかなければならない。」
一方、次の選挙に向け焦点となるのが、広島3区の候補者調整です。最近2回の衆院選で、自民党は石橋林太郎氏の擁立を見送り、公明党の斉藤氏に候補を譲ってきました。県連の中で高まる公明枠の「固定化」への懸念。石橋氏は… ■自民党 石橋林太郎氏 「自民党の公認候補として、広島3区から小選挙区で立候補したい、出馬をしたいという思いは、一切変わりません。」
県連の関係者は「これまで通りの主張を続けるだけだ」と語る一方で、別の関係者は「斉藤さんが出ると言ったら仕方ないのでは」と語ります。政局が混迷の度を深める中、「国民の納得と共感」が得られる政治を実現することはできるのでしょうか。 【テレビ派 2024年11月11日放送】