ダンプカー運転手の勤務先を家宅捜索 広島市安佐南区の衝突事故 過失運転致死傷の疑い
広島市安佐南区上安町の県道でダンプカーが乗用車と衝突し、2台とも道路外に転落して乗用車の2人が死亡した事故で、広島県警は14日、ダンプカーを運転していた同区の男性(59)の勤務先である佐伯区の会社事業所を自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで家宅捜索した。 【写真】ダンプカーと乗用車が衝突、道路脇に転落 2人死亡 事故は12日朝に発生した。片側1車線のループ橋でダンプカーが対向の乗用車にぶつかり、道路外に転落。乗用車は3、4メートル下の歩道で、ダンプカーは十数メートル下の山林で見つかった。乗用車を運転していた安佐南区の男性(80)と助手席の妻(76)が死亡し、後部座席の40代の娘も意識不明の重体となった。ダンプカーを運転していた男性も重傷を負った。 安佐南署は坂を下っていたダンプカーが左カーブを曲がり切れずに中央線を越えて乗用車に衝突したとみている。同署は、男性の回復を待って事情を聴く。
中国新聞社