DeNA・平良拳太郎が3月30日以来の今季2勝目の権利 5回7安打1失点の好投
(セ・リーグ、DeNA―巨人、10回戦、27日、横浜)頼れる琉球右腕が帰ってきた。沖縄・今帰仁村出身のDeNA・平良拳太郎投手(28)が先発。右肩の違和感による戦線離脱を経て、3カ月ぶりの1軍登板で5回1失点、7安打を浴びるも無四球で最少失点に抑える粘りの投球を見せた。 一回いきなり1死二塁のピンチを迎えたが、ヘルナンデス、岡本和の3、4番を連続三振に仕留めて無失点で切り抜けた。二回は先頭の大城卓に高めに浮いた変化球を右翼席へ運ばれ、先制点を許したが、三回1死二塁も無失点。四回は1死一、二塁のピンチを招いたが、門脇を投ゴロで併殺打に打ち取り拳を握った。 今季は開幕第2戦となった3月30日の広島戦に先発し、九回途中1失点の快投で白星を挙げたが、続く4月6日のイースタン・リーグ、巨人戦で右肩の違和感を訴え緊急降板した。6月1日に2軍で実戦復帰し、球数を増やしながら4試合に登板。直近21日の同リーグ、日本ハム戦では6回完全、9奪三振と圧巻の投球を見せ「自分のイメージ通りに投げられた」と手応えをつかんで、中5日で1軍復帰マウンドに帰ってきた。 上位追走へ向けて、先発投手陣の奮闘は必至。欠かすことのできない重要なピースが、DeNAに戻ってきた。