【フィギュア】2季ぶり日本開催大会参加のりくりゅうが準備万全「感謝して滑りたい」
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇7日◇東京・代々木競技場第一体育館◇ペア公式練習 GPシリーズ第1戦スケートアメリカで23年世界選手権以来1年7カ月ぶりの金メダルを獲得した「りくりゅう」こと三浦璃来(22)木原龍一(32)組(木下グループ)が、2季ぶりの日本開催の競技会で元気な姿を披露する。 開幕を翌日に控えたこの日、同会場で公式練習に参加。順調な仕上がりを披露し「しっかりと調整できているし動きもいい。不安なく試合に臨める」とうなずきあった。昨季は木原の腰椎分離症で同大会を欠場。国内での大会は23年4月の国別対抗戦以来で、木原は「また日本の皆さまの前で演技できることをうれしく思いますし、感謝して滑りたい」と声を弾ませた GPファイナル(12月、フランス・グルノーブル)への2季ぶり進出も懸かるが、自身の演技を見せることにフォーカスする。木原は「自分たちのやることをやって、先を見すぎず、まずは目の前にあることをこなす」と平常心を強調。三浦も「同じく、今、自分たちにできることを精いっぱいやっていきたい」とビジョンは明確だ。 積み上げる大会にする。スケートアメリカでは、ショートプログラム(SP)でツイストリフトのレベルが最高「4」の中で「2」を取られた。「チームではしっかり話し合っているんですけど、取れていない部分が分かっている」と木原。この2週間は、しっかりと休養の時間を取りながら、重点的に練習を行ってきた。「自信を持てた」と、心身共に準備は万全だ。 「試合に出場させていただくことは、あらためて素晴らしいこと」(木原)。りくりゅうが、母国ファンへ笑顔を届ける。