契約更改交渉を終え、記者の質問に答える松山

　中日の細川成也外野手（26）が24日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約更改交渉に臨み、大幅増となる4700万円増の年俸9200万円でサインした。細川は来季30本塁打を目標に掲げるとともに、アップ分の使い道として実家の犬の介護に充てることを明かした。最優秀中継ぎのタイトルを獲得した松山晋也投手（24）は3250万円増の年俸5000万円で更改した。 　「しっかり評価していただいてうれしい。50試合登板とタイトルを目標にして一年間やってきた。達成できてよかった。最高のシーズンでした」。笑顔で2024年を振り返った松山。入団2年目オフの5000万円突破は球団では岩瀬仁紀以来。スピード昇給をかなえた。 　開幕直後こそ救援失敗があったものの、以降は圧倒的な制圧力でセットアッパーに定着。最終的には59試合に登板して、2勝3敗、41ホールド、防御率1・33。43ホールドポイントを挙げて、阪神・桐敷とともに最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。 　昇給分は主に自己投資に充てる。「いろいろと機材を買おうか検討中です。えぐいやつを。家だけど家じゃない空間をつくりたい」。今オフで退寮する右腕。既に投球動作を研究するための人体模型を所持。自宅を自分仕様へとカスタマイズしていく。青森の両親にも「希望を聞いて何か買ってあげたい」と親孝行もするつもりだ。