普段使いからキャンプまで! キャラバンベースのちょうどいい本格派キャンパーがフレキシブルで使い勝手◎
老舗キャンピングカービルダーの「ANNEX」(アネックス)が展開するUTONE(ウトネ)シリーズ。ボディサイズ順に小さい方から、NV200バネットのUTONE200、標準幅のキャラバンベースのUTONE300、ワイドボディミドルルーフのハイエースベースのUTONE500をそれぞれラインアップします。 【写真】日産キャラバンベースの機能的なUTONE300の車内を見る(全13枚)
キャンプの本質をネーミングで表現
UTONEシリーズの魅力は、そのネーミングにあります。「U」=ウゴク、「TO」=トドマル、「NE」=ネルを表しており、アウトドアフィールドをベース基地に、そこでの過ごし方は人それぞれであなた次第です。 もちろんキャンピングカーとして必要にして十分な装備に加え、約3mにもおよぶロングスライドレールを採用することで、様々なシートアレンジによる広々とした就寝スペースやダイネット、さらに荷室の拡張もおまかせ。UTONEシリーズの中間にポジションするこの300は、スライドドア側から車内を覗き込むと、とても5ナンバーサイズ(全幅1695mm)を感じさせない贅沢な空間に驚かされます。
木材の素材感を活かしたテイストの車内
木目調の床貼り(クッションフロア仕上げ)が施された車内には、アルミ構造材のカウンターを車両右側後方に配置。天板には北海道産のシラカバの間伐材を使用した国産合板トップが備わり、あえてモール(断面をカバーするゴム材)を使用せず、北欧家具などによくみられるテイストを取り入れています。 この間伐材は気乾比重がシナ材と比べて高く、接着剤にはホルムアルデヒドを一切使わない、安全なフォースター対応のノンホルマリン接着剤を使用。また耐久性・メンテナンス性にも配慮し、天板には濃色のメラニンシートが映える仕様となっています。
限られた空間ながらシートアレンジで室内は快適
居住性の面でUTONE300が優れているのは、前述のロングスライドレールの存在です。900mmサイズのREVOシート(バタフライタイプ、ISOFIX付き)を2列目、3列目シートにそれぞれ採用し、走行時の前向き乗車、停車時の対座ダイネット、就寝時のベッドに加え、2段ベッドにすることで2名の就寝スペースを4名まで増やすことができます。もちろんギャレー(シンク+カセットコンロ)のほか、清水・排水タンク、冷蔵庫、シーリングボード(天井装飾)+LEDダウンライト(リモートコントロールディマー付き)などを標準装備。 さらに外部電源装置や薄型ソーラーパネル(250W+MPPTコントローラー)、インバーター(400W正弦波※鉛バッテリー・1500W正弦波※リチウムイオンバッテリー)、FFヒーターなどの電装系のオプション装備も充実。左右のリヤクォーターガラスには有孔ボードを固定することができ、有孔ボード専用の金具を使い小物類を掛けておくことができて、荷物の整理整頓に便利です。 アウトドアシーンにマッチするステルスグレーのキャラバンをベースに大人の秘密基地感を漂わせるUTONE300。車両本体価格は540万1000円(2WDガソリン)~となっています。詳細は、アネックスのホームページをご覧ください。
ソトラバ編集部